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武田薬、アリナミンなど大衆薬手掛ける子会社売却へ-報道

4/24(金) 12:23配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 武田薬品工業が一般用医薬品(OTC)を手掛ける完全子会社の武田コンシューマーヘルスケア(TCHC)を売却する方針であることが事情に詳しい複数の関係者の話で明らかになった。売却金額は30億ドル(約3200億円)以上になると予想されるという。

関係者らによると、武田薬は既にファイナンシャルアドバイザー(FA)として野村証券を起用し、売却に向けた入札の準備を進め、複数の買い手候補に打診を始めている。武田薬は約7兆円でアイルランドの製薬大手シャイアーを買収し負債が膨らんだため、非中核事業の売却を進めている。関係者の1人は今回の売却は武田が進める債務削減の一環だと述べた。

TCHCの主力商品はビタミン剤の「アリナミン」、風邪薬の「ベンザブロック」など。売却に関しては日経ビジネスが24日、電子版で先に報じた。一次入札の締め切りは大型連休明けになる見通しという。国内OTC最大手でドリンク剤「リポビタン」シリーズや風邪薬「パブロン」などを展開する大正製薬や、外資系のプライベートエクイティー(PE、未公開株)ファンドが買い手として名乗りを上げる可能性があると報じている。

武田薬、大正製薬、野村ホールディングス(HD)の広報担当は、報道についてそれぞれコメントを控えた。報道を受けて武田薬の株価は一時、前日比4.1%高の3857円まで上昇し、3789円で取引を終えた。大正製薬HDの株価も後場に上昇に転じ、一時同1.5%高の6830円まで値を上げた。

(c)2020 Bloomberg L.P.

Grace Huang, Lisa Du, Manuel Baigorri

最終更新:4/24(金) 18:14
Bloomberg

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