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仮想世界をサイクリング インドア自転車人気 外出自粛でも「仲間と一緒に」

4/26(日) 12:00配信

茨城新聞クロスアイ

新型コロナウイルスの感染拡大防止で外出自粛が広がる中、自宅でモニター画面を見ながら仮想世界をサイクリングする「インドア自転車」が人気を呼んでいる。eスポーツの自転車版で、「仲間と一緒に楽しめる」(茨城県内の愛好家)と好評を博している。

火付け役は「ZWIFT(ズイフト)」と呼ばれる米国生まれのアプリ。パソコンやスマートフォン、自転車、「スマートトレーナー」と呼ばれる機材と接続し、部屋でモニター画面を見ながらペダルをこぐ環境をつくることができる。

笠間市笠間で自転車店「セーフティショップおおしま」を営む大嶋繁利さん(44)は3年前、ズイフトを店内に導入した。英国ロンドン市街地などの景色がモニター画面に映し出され、道路の勾配に応じてペダルに負荷が自動でかかるなど、リアルな走行感が特長の一つ。インターネットを通じ、身近な仲間や世界中の愛好家と一緒に走ることもでき、「チャット」と呼ばれる会話も楽しめる。

大嶋さんはもともと、自分のトレーニング用にズイフトを買い求めたが、「新型コロナの影響でサイクリングを自粛している仲間たちと、屋内の仮想世界なら一緒に自転車を楽しめる」と思い立ち、ズイフト上でイベントを企画し参加を呼び掛けた。これまで2回開催し、参加者も増えているという。

同店には毎週日曜、市内外から愛好家が集いサイクリングを楽しんでいたが、緊急事態宣言を機に中止。各種の大会やイベントも軒並み中止や延期となった。

一方、新型コロナの世界的な流行を受け、ズイフトなどインドア自転車を楽しむ動きは国境を超えて広がっている。大嶋さんによると、「愛好家が増え、メーカーでもスマートトレーナーの在庫が品薄になっている」という。

県内では昨年、つくば霞ケ浦りんりんロードがナショナルサイクルルートに指定され、自転車ブームが盛り上がったが、新型コロナの影響で屋外を走る愛好家がめっきり姿を消した。

大嶋さんは「自転車で生まれた結び付きを切らさずつなぎ留めたい。仲間と一緒にやってみるとバーチャルサイクリングも楽しい」と話した。(山本和朗)

茨城新聞社

最終更新:4/26(日) 12:12
茨城新聞クロスアイ

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