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最速150キロ右腕・森木 大智(高知2年)「波瀾万丈」の1年を経て熟成の時へ!

4/26(日) 12:10配信

高校野球ドットコム

 高知中で中学野球史上初の「150キロ」をマークし2019年4月に高知へ内部進学を果たした森木 大智。彼の言葉を借りれば「良い思いも悪い思いも経験して、高校野球の難しさを思い知らされた1年」。すなわち「波瀾万丈」の4文字に尽きるだろう。

【動画】森木大智(高知)本人が語った、自分の現在地

 では高知中時代から指導する浜口 佳久監督いわく「ボールが軟式から硬式に変わり中学時代と違って簡単に抑えられない中で、自分を見つめなおすことができた」森木の1年とはいかなるものだったのか?2021年ドラフト候補・黄金世代のけん引車たるべき男の「過去・現在・未来」について追ってみよう。

「難しさを思い知らされた」2019年

 「自分の甘さ」「自分に厳しく」。この一年間を振り返る約20分間のインタビュー中、森木 大智は何度もそんな言葉を繰り返した。

 2019年・高校入学から夏までの勢いは華々しいものだった。4月13日の八幡浜(愛媛)戦で練習試合初登板を果たすと、5月の四国大会で公式戦初登板。同月の高知県総体準決勝・高知商戦では済美・安樂 智大(東北楽天ゴールデンイーグルス)の1年夏の最速に並ぶ「148キロ」を叩き出すと、7月の選手権高知大会でも148キロを連発。特に「自分自身も落ち着いていたし、いつも通り投げることができた」準決勝・高知商戦での4回無失点リリーフは「圧巻」の一言だった。

 しかし……。準決勝翌日「思ったより登板が早くなったことでの準備不足もあったし、相手の3年生も死にものぐるいで襲いかかってくる感じはして、その気迫に負けないようにやっていたのですけ、それを気にしすぎしまって、自分のプレーができなかった」明徳義塾戦での高知大会決勝戦敗戦を境に、状況は一変する。「じん帯がはく離する一歩手前だった」(浜口 佳久監督)右ひじを休めるため、新人戦では野手に専念。その後、右ひじは回復したものの、秋季県大会での登板は準々決勝・高知中央戦での打者1人に留まった。

 「メンタル面が本当にチームとしても、個人としても『甲子園に行ける』と過信している部分がありました」と当時を振り返る森木。ただ、彼らには「全国レベル」を体感できる舞台がもう1つ残っていた。11月16日・高知学園の120周年記念招待試合として招かれたのは翌年のセンバツ優勝候補にもあげられていた東海大相模(神奈川)。右ひじも完全に癒え、先発した森木は、加藤 響・山村 崇嘉、西川 僚祐といった全国トップレベルのスラッガーたちと対峙。「下半身の弱さを感じた」ことが、彼に冬へのモチベーションを与えた。

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最終更新:4/26(日) 16:07
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