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いまこそイッキ観したいシリーズ映画「ランボー」、その戦いの軌跡をプレイバック!

4/26(日) 18:00配信

Movie Walker

「ターミネーター」に「ゴーストバスターズ」、「トップガン」、さらに「マトリックス」の第4作の企画も進行中など、いままさにハリウッドは“続編ブーム”。そんなムーブメントの一つで、今年の注目作と言えるのが『ランボー ラスト・ブラッド』(6月26日公開)だ。本作で5作目となる「ランボー」シリーズから、今回は主人公“ランボー”の活躍を振り返ってみたいと思う。

【写真を見る】引き締まった肉体美に精悍な顔つき!若かりしシルベスター・スタローン(『ランボー』)

ランボーことジョン・ランボーは、元グリーンベレー(アメリカ陸軍特殊部隊)のベトナム帰還兵で、”戦争の英雄”と呼ばれた男。過酷な訓練と任務を経験し、ナイフや銃火器類を使いこなし、ヘリや戦車の操縦もでき、拷問に耐え、悪天候や食糧不足にも適応することができる。特にゲリラ戦で真価を発揮し、森林や泥など自然の中に紛れ込み、即席で様々なトラップも作ってしまう。

一見すると無敵の戦士に思えるランボーだが、重いPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しんでいる。そのうえ、戦争への批判から帰還後は心ない罵声を浴びせられ、まともな職にも就けないなど、社会に適応できない悲劇の男という一面もある。そんなランボーを演じているのは、『ロッキー』(76)で名を上げたシルベスター・スタローン。シリーズ全作に主演し、体当たりで危険なスタントに挑戦してきただけでなく、ランボーの精神的な脆さも体現し、アクションスターとしての地位を確立した。

■ ベトナム帰還兵の悲しみを背負ったランボーの孤独な戦い

1982年に公開された記念すべき第1作『ランボー』は、ランボーがアメリカのある田舎町を訪れるところから始まる。ただ食事をしたいだけのランボーだったが、排他的な保安官に呼び止められ、汚い身なりとトラブルを起こしそうな風貌という理由で町を追い出されてしまう。それでも町へ戻ろうとしたランボーは逮捕され、保安官事務所に連行。拷問じみた取り調べを受けた彼は、保安官たちを素手で叩きのめし、追手を振り切り山中へと逃亡する。

足場の悪い山道を難なく駆け回り、大勢の警官や兵隊を相手に、茂みや木々の裏から突然現れては、一人ひとり仕留めていくランボー。お得意のゲリラ戦を中心に、たった一人で軍隊並みの強さを見せつける。一方で、恩師であるサミュエル・トラウトマン大佐が説得に現れ、「戦争は終わったんだ」と告げた際には、「まだ終わっちゃいない!戦争は続いている」と絶叫し、感情を爆発させる姿も。大佐に対して、帰還後の不遇な扱いや死んでいった戦友たちへの思いを語るランボーの姿からは、戦争の悲惨さや帰還兵を巡る境遇を訴える力強いメッセージも感じることができる。

■ 捕虜を救うため再び戦地へ赴くランボー

1985年に公開された第2作『ランボー/怒りの脱出』。前作のあと、服役し労働に従事していたランボーをトラウトマン大佐が訪ね、特赦と引き換えにある極秘任務を行うよう持ちかける。その任務とは、戦時中にランボーが脱走したベトナムの捕虜収容所に潜入し、戦後10年が経った現在も囚われている米兵たちの証拠写真を撮ってくることだった。早速、現地へ向かったランボーは、そこで女性情報員コー・バオと合流。なんとか収容所へたどり着き、捕虜たちの救出を開始するが、執拗に追いかけてくるベトナム軍や、彼らの背後にいるソ連軍将校と壮絶な戦いを繰り広げることに…。

前作の田舎町から一転、舞台をベトナムの密林へと移した本作。アクションもスケールアップし、敵の追跡をかいくぐりながら、ランボーが機関銃やショットガン、グレネード弾を撃ちまくり、ヘリからの爆撃など爆発シーンも多くなった。そして、本作以降でランボーがメインウェポンとして使用するアーチェリーが登場。正確無比な射撃で敵を撃ち抜き、爆薬を詰めた矢も使ってターゲットを爆殺していく。ゲリラ戦との組み合わせで、神出鬼没なランボーの無双ぶりが堪能できる。

■ 舞台は荒野が広がるアフガン!大佐との連携にも注目!

ランボーの戦いはまだまだ続く…。シリーズ第3作『ランボー3/怒りのアフガン』(88)の舞台は荒野が広がるアフガニスタン。戦いを避けてタイの寺院にいたランボーのもとに、トラウトマン大佐がまたまた現れる。大佐はソ連軍が横行するアフガンでの現地調査の任務を受けており、ランボーに協力を求めてきたのだ。しかし、戦いに疲弊していたランボーはこれを拒否。かくして、戦地へ赴く大佐だったが、ソ連軍の攻撃を受けて捕らわれてしまう。一方、その知らせを聞いたランボーは、恩師を救うため再び戦場に足を踏み入れるのだった。

これまで一人で大勢を相手に戦ってきたランボーだが、本作では現地のゲリラ兵と協力し、ソ連軍と激闘を繰り広げる。激しいアクションも健在で、ランボーが馬に乗って戦場を駆け、終盤ではゲリラの騎馬隊と共に、ヘリや戦車を擁するソ連軍に立ち向かっていく。また、前2作ではサポート役だったトラウトマン大佐が戦場にも登場。ランボーに救出されてからは、彼と息の合ったコンビネーションで敵に立ち向かっていく。

■ 60歳になってもまだまだ戦いは続く…

スタローンが主演に加えて監督と脚本も務めた第4作『ランボー 最後の戦場』(08)が、前作から20年を経て公開。タイ北部のジャングルでボートによる運搬やヘビ狩りをしていたランボー。隣国ミャンマーでは、軍事政権による人権弾圧が続いており、少数民族のカレン族が凌辱され、土地や資源が略奪されていた。そんな時、ランボーのもとにキリスト教系NGOの一団が訪れ、危険なミャンマーへの道案内を依頼される。最初は断るランボーだったが、熱心な頼みに心を動かされ、一行をミャンマーへ送り届けるのだが…。

独裁者率いる軍に捕まったNGOの一団を助けるため、再び戦う決意をするランボー。当時すでに60歳を過ぎていたスタローンだが、筋骨隆々の肉体は依然たくましく、戦場を全速で走り抜け、大きな重機関銃を撃ちまくって敵兵を粉砕するなど、キレキレのアクションで楽しませてくれる。また、首や手足が切断され、肉片が吹き飛び、ランボーが敵の首を素手で引き千切るなど、強烈なゴア描写が多いのも本作の特徴。特に終盤は、銃弾や手榴弾が飛び交う銃撃戦が延々と続き、その生々しい描写からも戦争の残酷さが伝わってくる作品となっている。

■ 70歳のランボーが自宅をトラップだらけに改造!犯罪組織を一網打尽に

第1作から約40年の時を経て登場する『ランボー ラスト・ブラッド』。前作のラストで生まれ育ったアリゾナの家に戻ってきたランボーは、牧場を営みながら古い友人のマリアと、彼女の孫娘ガブリエラと穏やかに暮らしていた。しかし、大学進学を控えるガブリエラが、自分と母親を捨てた父親に会うため、メキシコに行きたいと言い始める。ランボーはこれに断固反対し、ガブリエラも一度は納得するが、気持ちを抑えきれずに黙って出かけてしまう。翌日、ガブリエラがいなくなったことに気づいたランボーは、彼女を追ってメキシコへ向かう。しかし、ガブリエラはワナにはまり、人身売買カルテルによって捕らわれていた…。

70歳を超えたスタローンが演じるランボーだが、前作と比べると筋肉量は落ちているものの、その強さはいまだ現役。本作では犯罪組織を全滅させるため、あえて自宅に誘い込む作戦を実行する。当然、そこには数々のトラップが仕掛けられており、敵がドアを開けた瞬間にクロスボウの矢が飛んで来たり、底に無数の槍を設置した落とし穴を掘ったり、壁や天井からも様々な凶器が飛び出すトラップを瞬く間に整えてしまう。前作にも負けず劣らず残酷描写が満載なのだが、敵が次から次へとランボーの餌食になっていくさまには痛快さがあり、衰え知らずのゲリラ戦の巧みさに驚愕してしまう。

パッケージが発売中のほか、Amazon Prime Videoほかでも「ランボー」シリーズを配信中。最新作『ランボー ラスト・ブラッド』に向けて、ランボーの壮絶な戦いの軌跡を振り返り、その卓越した戦闘スキルに魅了されてほしい。(Movie Walker・文/トライワークス)

最終更新:4/26(日) 18:00
Movie Walker

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