ここから本文です

老健施設の90代女性死亡 県内死者5人目 

4/27(月) 1:25配信

北日本新聞

 県と富山市は26日、新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)が発生した老人保健施設「富山リハビリテーションホーム」(同市丸の内)で、入所していた90代の女性が死亡したと発表した。25日にも同施設の男性入所者が亡くなっており、入所者の死者は計3人、県内の死者は計5人となった。新たに施設関係者2人の感染も判明し、クラスターの規模は52人に拡大した。

 死亡した女性は、感染が分かってからも施設に滞在していた。25日夜に医師が診察した際は症状が安定していたが、26日朝に看護師が巡回した際に亡くなっているのが見つかったという。

 入所者には介護が必要な人が多いため、指定医療機関の受け入れ態勢が整わず、感染者の搬送が進んでいない。一方、入所者が2日続けて亡くなったことを踏まえ、県は「緊急度が高い患者を富山医療圏外の病院で受け入れられないか調整している」と説明した。

 新たに感染が判明した2人は、70代の女性入所者と40代の男性職員。

 25日に感染が公表された同施設に勤める朝日町の60代男性職員が、あいの風とやま鉄道を利用していたことも分かった。同社は、この職員が利用していた駅舎と全車両の消毒作業を行ったと発表した。

■感染3人増え178人

 県と富山市は26日、富山リハビリテーションホームの関係者2人に加え、富山市民病院関連の70代女性患者の感染が新たに分かったと発表した。県内の感染者は計178人となった。新たな感染確認が5人を下回るのは19日以来7日ぶり。

 26日は富山市民病院の担当者も記者会見し、25日に公表した同病院の70代男性入院患者の感染の経緯を説明した。

 男性患者は3月26日に整形外科病棟に入院。4月9日に同病棟で初めての感染者が確認され、10日に受けたPCR検査で陰性。退院前の再検査で24日に陽性が判明した。発熱などの症状は出ていなかったという。

 整形外科病棟ではクラスターが発生しており、担当者は「病棟の退院予定者は今後必ず検査を実施する」とした。今回の感染判明に伴い医療スタッフの自宅待機の措置は取らない方針。

 県内全体の感染者のうち、富山市在住は約85%の151人となった。高岡市と射水市が各6人。滑川市と朝日町が各3人、氷見市、立山町、上市町、県外が各2人、南砺市が1人。

最終更新:4/27(月) 6:42
北日本新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事