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朝食欠食率は悪化 若い世代への浸透課題 食育目標 19年度達成状況

4/27(月) 9:06配信

日本農業新聞

 農水省は第3次食育推進基本計画について、数値目標の達成状況(2019年度暫定値)をまとめた。重点に掲げる若い世代の食育では、伝統料理の継承で目標を達成したものの、朝食欠食率は15年度の作成時に比べて悪化。若い世代の食育推進が依然課題であることが浮き彫りになっている。

 食育推進基本計画は5年ごとに作成する。20年度までの現行計画では21の数値目標を掲げている。これから親になる世代の若年層を中心とした食育の推進に力を入れるため、20、30代を対象とした数値目標を初めて設定した。

 伝統料理などを継承する若い世代の割合は62%だった。学校での和食給食の提供やワークショップの開催など和食文化に触れる機会を増やし、目標の60%を達成した。食の安全についての知識を持つ若い世代の割合も70%と目標を達成した。

 一方で、朝食を欠食する若い世代の割合は26%。作成時の25%から横ばいで、目標の15%以下とはなお開きがある。主食や主菜、副菜を組み合わせたバランスの良い食事を取る若い世代の割合も37%。目標の55%を下回り、作成時の43%に比べても低かった。

 政府は20年度、農相を会長とする食育推進会議で、21年度から5年間の第4次食育推進基本計画を決める。今回の調査で浮き彫りになった若い世代の食育を進めるための処方箋を描けるかが焦点の一つとなる。

 同省は第4次計画の作成に向けてまとめた論点で、若い世代が規則正しい生活習慣やリズムを身に着ける必要性を強調。具体的に必要な取り組みとして、SNSによるアプローチや、学校や職場で朝食やバランスの良い食事を入手できる環境づくりを挙げている。

日本農業新聞

最終更新:4/27(月) 9:06
日本農業新聞

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