ここから本文です

ドール、食品追跡ブロックチェーンを2025年までに全社展開

4/27(月) 6:00配信

CoinDesk Japan

食品大手ドールは、5年間のブロックチェーン計画で食品の安全性を強化する。

企業責任・持続可能性報告書を発表

ドールは、2025年までに食品事業の安全性を強化するために、ブロックチェーンを使ったタグ付け、および他の「先進的なトレーサビリティ・ソリューション」を3つの事業部門──トロピカルフルーツ、新鮮野菜、その他の多様な製品──に導入する予定だ。

4月22日に発表された「2020年度企業責任・持続可能性報告書」に記された目標は、世界最大級の食品大手ドールがフード・トレーサビリティ・システム全体を再設計する道筋を示した。

注目すべきは、商品をリコールする際に、サプライチェーンの問題箇所を特定するスピードを向上させること。これは、ドールがIBMフードトラスト(IBM Food Trust)との提携を通じて長年、改善に取り組んできたことだ。

「ブロックチェーンは、食品の安全調査に必要な時間を数週間からわずか数秒に短縮する」と報告書は記した。

「ブロックチェーンを使って記録された農産物は、サプライチェーン上で即座に追跡でき、リコールの際に小売業者や消費者の信頼を得ることができる」

高速な追跡を実現

分散化されたデータは、調査をより迅速なものにするとドールは報告書で述べた。また、同社はそのデータを使って、消費者により多くの情報を提供する。

ドールは、「最終的」には、商品パッケージをスキャンすることで「農場から店頭までのプロセス」を明らかにできるようにし、サプライチェーンの情報公開を行う計画と述べた。

報告書によると、これはドールがサラダと生鮮野菜のサプライチェーンですでに行っていたことだ。同社は2019年、すでにこうしたデータを小売クライアントと共有していたと述べたが、競合がデータを見ることを防ぐ保護機能をプラットフォームに組み込んだ。

同社はまもなく、他の商品向けのブロックチェーンシステムをローンチする予定。ドールは、具体的な商品名やスケジュールは明らかにしていない。

ドールがIBMブードトラストの前身であるIBMのフード・ブロックチェーン・コンソーシアムの一員として分散型台帳の実験を開始してから、3年近くが経過している。

ドールは少なくとも今後5年間は、そのパートナーシップを継続するようだ。報告書は、コンソーシアムのメンバーであるウォルマートとグループの土台であるIBMがドールと協力して、「食品の安全性に大きな変化をもたらす」ブロックチェーンの可能性を示すと述べた。 IBMの広報担当者は、ドールの計画についてのコメントを控えた。

我々は、ドールの広報担当者にコメントを求めたが、記事公開時点までに返答はなかった。

1/2ページ

最終更新:4/27(月) 6:00
CoinDesk Japan

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事