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放送延期TVアニメ20本超、“今期”だけでは収まらない制作遅れの今後

4/29(水) 16:30配信

オリコン

 新型コロナウイルスの影響を受け、テレビアニメが続々と放送延期になっており、その数はついに20作品を超えた。一部の作品では、7月以降に放送予定だったタイトルも延期せざるを得ないという見方が出てきているようだ。今、現場では何が起きているのか、今後のアニメ制作はどうなるのか、時系列とともに複数の関係者の声から現場の実情をまとめた。

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 舞台あいさつなど、映画やアニメ関連の芸能イベントの延期・中止が目立つようになったのは、2月中旬ごろから。そして2月27日に、翌28日公開の『映画しまじろう しまじろうとそらとぶふね』、3月6日公開の『映画ドラえもん のび太の新恐竜』が同時に延期を発表し、徐々にコロナの脅威がエンタメ界を圧迫する現実を突きつけられていった。

 テレビアニメでは2月28日、4月放送の『魔王学院の不適合者』が7月への放送延期を発表したのを皮切りに、この2ヶ月で『Re:ゼロから始める異世界生活』第2期(3月9日発表)、『やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。』第3期(4月7日発表)、『ソードアート・オンライン アリシゼーション WoU 最終章』(4月10日発表)など大型タイトル含め4月アニメが続々と放送延期になった。

 延期が相次いだことについて、あるアニメ製作会社の広報は「4月7日の『緊急事態宣言』を受けて、放送延期を決めました。別会社さんのアニメ作品も、これを受けて決めたところが多いと思います。それまでは新型コロナウイルスの影響で一部作業に支障が出ていましたが、みなさん現場や自宅作業を両立して制作作業を進めていたので、『なんとか、なるだろう』と思ってましたが…」と話す。

 現在は緊急事態宣言の区切りとなる5月6日まで、各製作(制作)会社の対応はさまざまで、出勤自粛で完全自宅作業、シフト調整で出勤と自宅作業の両立で作業を進めるなど、完全にストップしているわけではない。しかし、海外から素材(作画など)が届かない、「三密」の環境下のため声優の音声収録が現在できないなど、工程に支障が出ているという。「今、やれること」を進めているが「6日に緊急事態宣言が解除されても『じゃ、もう普通に出社して作業を進めても大丈夫』『全員出社』とはならない。改めて制作スケジュールを協議していく流れになるので、いつも通りの作業ペースになる見通しが経っていません」と、5月以降も制作に遅れを取り戻すのは難しそうだ。

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最終更新:5/1(金) 8:27
オリコン

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