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新型コロナが時に引き起こす恐怖の「サイトカイン・ストーム」とは?このウイルスは分からぬことが多過ぎる

5/5(火) 12:21配信

FNN.jpプライムオンライン

日本の感染の実態は不透明 入院・外来患者に抗体も

三密=密集・密接・密閉に代えて、「集・近・閉を避けよう」という言い方があるらしい。

【画像】海外と比べて少ない日本のPCR検査数

最初に誰が思いついたのか寡聞にして知らぬが、非常に良く出来たブラック・ジョークと感心する。それに、密集・密接・密閉より簡明である。検索すると結構前からネットでは使われているようだが、考案者のセンスに感心する他ない。

何故こんな言い回しが生まれたのか、中国の指導部には胸に手を当てて考えて欲しいと思う。だが、この願いは無駄に終わる。残念である。

先日、筆者の友人から「(20代社会人の)子供が同期に週末飲み会に誘われたと言ったので、アルコールの販売は19時までだから昼間やるのかと尋ねたら、なんとエアビー(民泊の部屋の意)を借りて夜に集まる計画だとさ、呆れたよ。当然、子供は断ったけどね。」と聞かされた。

この計画が実行されなかったことを願うが、失業や収入減の心配をする必要のない大企業の若手社員達が抜け道を狙ってこんな良からぬことを企んでいたとは…情けないことだが、企業にはこういう面からも社員指導を徹底して欲しいと思う。

それにしても、新型コロナウイルスを巡っては今なお分からぬことが多過ぎる。これがウイルスそのものへの恐怖を増幅させ、経済的な不安が加わって、極めて大きなストレスになっている。

例えば、無症状感染者や軽症の感染者が相当数存在し、その人達から感染が広がっているのは間違いないようだが、どのくらい居るのかはっきりしない。その結果、本当の致死率や重症化率も分からない。

ニューヨーク州の大規模検査では、NY市で約20%が抗体を持っていた、すなわち感染していたという結果があるようだし、東京では慶應大学病院の検査で、サンプル数は少ないが、一般入院患者の約6%が陽性だったという報告がある。5月2日には、神戸市民病院が1000人の外来患者を調べたら、約3%が抗体陽性であったと発表した。

この時点で仮の話をするのは乱暴かもしれないが、神戸市民病院の例を参考に3%の陽性患者がいると仮定すると、東京都の感染者数は40万人程度で、この場合の致死率は0.03~0.04%になる。さらに、NY市並みの20%近くが既に感染していると仮定すると、極めて大雑把に言って200数十万人が感染済みという計算になる。そして、この場合の致死率は0.01%をかなり下回る。

しかし、4日現在の東京の累計陽性患者数4654人に対する死亡者数150人で計算すると、3%を超える。そして、この計算の致死率は最近上昇している。

やはり日本では検査数が少な過ぎて、どれも信じるわけにいかない。専門家会議自体も言っているように、実行再生産数もあまり当てにならない。何を目安にしてリスクを評価すればよいのかわからないわけで、新型コロナウイルスが怖いのもさることながら、どれくらい怖いかすら分からないという怖さがさらに不安を掻き立てる。

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最終更新:5/5(火) 12:21
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