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休業中のミニシアター「シネマスコーレ」 監督たちとの絆が支えに “コロナ後”の新たな道も

5/12(火) 17:47配信

メ〜テレ(名古屋テレビ)

 愛知県などが休業を要請している業種の1つに映画館があります。全国ロードショーなどがかからない小さな映画館、ミニシアターの1つが、新型コロナの時代を生き抜く道を探っています。


 名古屋駅近くにあるミニシアター「シネマスコーレ」。

 県の休業要請を受けて、4月13日から臨時休業中です。

 支配人の木全純治さんは、1983年の開館から、1日も欠かさず上映を続けてきました。

「(新型コロナは)青天の霹靂というか、もう本当にびっくりすることが起きた。次の維持へのステップをどうしようというところは、更に切迫感があります」(シネマスコーレ支配人 木全純治さん)

休業で「作品と観客が一体となる取り組み」できず…

 シネマスコーレは、ミニシアターにしかできない映画上映にこだわってきました。

 上映中に、映画の登場人物に扮した生身の人間が現れる“4D”上映。

 ほかにも、映画監督のトークショーなど、作品と観客が一体となる取り組みを続けてきました。

「大きな映画館はある程度(上映が)流れ作業的なものになる。宣伝された作品を大きく消化していくという。ミニシアターは、観客と監督のコミュニケーション、そういうことで成り立っている場所で、かなり立ち位置は違うと思います」(木全さん)

Tシャツの通販で維持費の助けに…監督らも協力

 休業中も劇場を維持するため、毎月、約175万円の固定費が必要だといいます。県から休業の協力金50万円が支給される見込みですが、まったく足りません。

 何とか現金を得るために考えたのが…

「これを郵送する」(木全さん)

 Tシャツの通販です。描かれているのはシネマスコーレの外観。

 この劇場で上映したアニメーション映画「音楽」の岩井澤健治監督と原作者の大橋裕之さんが、応援のために協力してくれました。

「Tシャツの販売が、今シネマスコーレの一番の仕事になっている」(木全さん)

 ミニシアターから世に出た監督や俳優も少なくありません。監督との結びつきが、苦境を支えています。

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最終更新:5/12(火) 18:43
メ〜テレ(名古屋テレビ)

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