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【新極真会】感染対策ガイドラインを作成、最小限の気合、接触しない組手とは

5/12(火) 19:27配信

イーファイト

 新型コロナウイルスの影響で、各地の格闘技ジム・道場では休館が相次いでいる。空手の新極真会でも4月7日に発令された緊急事態宣言に対応し、道場の休講・休館の措置を取った。
 今月1日には政府の専門家会議が開かれ、長期的な新型コロナ対策に向け”新しい行動様式”や”徹底した生活変容”が求められると提言。
 これを受け、新極真会では感染リスクの極小化を目指した稽古再開に向け「フルコンタクト空手道場運営の感染対策ガイドライン初版(5月2日)」を作成した。

【フォト】三戦(サンチン)という独特の形で長く息を吐きながら喉から「カーッ」と声を出し呼吸法を行う空手家たち。道場によっては控えるか少人数で行われることになる。

 これは新型コロナウイルスの影響期間に限られたものであり、期間中に新極真会の道場は各地の感染状況や各施設の状況に応じて、これに沿った運営・指導を行う。新極真会に問い合わせた所、ゴールデンウィーク明けから地方自治体で自粛要請が解除された地域に関しては道場をオープン、それに伴い実施していると言う。特定警戒都道府県以外の所から徐々に稽古が再開されている。

■フルコンタクト空手道場運営の感染対策ガイドラインの主な内容

 ガイドラインは以下を中心とした35項目に渡り、英語版も用意された。海外支部でもこれを参考にして独自のガイドラインを作成を促すという。
 クラスの運営については「1クラス単位は30~40分程度にすることが望ましい。時短に努める」「常にソーシャルディスタンスが維持できる最大許容人数を設定する」など稽古に必要最小限の時間と、安全な距離を維持することなどを定めた。なお、保護者等の見学についても「運動スペースは必要最少限の滞在者数とし、見学は禁止する」と、原則禁止となる。

 稽古前には指導員や生徒の事前検温を行い、指導員・生徒ともにマスクの着用も求められる。ただしマスクをしたままの「高強度・高心拍の運動を課さない」とのこと。
 稽古前後や、場合によっては最中にも手洗い・うがいを行う。また喉を潤すことを目的とした水分補給を「15分程度を目安として、適時行う」。これは喉や食道気管を乾燥しすぎると、ウイルスがそこから侵入しやすくなるため。

 稽古内容については、まず武道にはつきものの”気合”を「極力発声しない。発声する場合は息の吐出を短くする。セイヤーではなく、セイッ、またはセッ。頻度を多くしない」と気合は短くし、発声ににともなう飛沫発散の防止に努める。合同稽古で10本の正拳突きに一本一本気合を発せず、10本目にだけ短く気合などと道場によって稽古内容を心がけることになる。ただし「返事や挨拶は必要」としながらも「発声は短く努める」と最小限にとどめる。

 約束組手や自由組手では「接触を避けたシャドートレーニングとする」とあり、ソーシャルディスタンスを取った上での受け返しや、マススパーリングとなる。これは近年始まった対面型のエアボクシングを想像して頂ければわかりやすいだろう。

 さらに「ミットなど練習用具は使用の都度消毒する」と殺菌を行うが、稽古終わりの雑巾がけなど清掃については「原則、稽古のカリキュラムとしない。行うときはマスクを着用し、短時間で済ませる」という。空手は教育的な側面のある武道として稽古後の掃除はカリキュラムのひとつだが、施設が掃除してくれる場合は、それに任せる。常設道場の場合は、時短を心がける。理由は集団での滞在時間を極力減らすためだ。
 今後は専門家会議が低減した「新しい生活様式の実践例」などの具体例を踏まえながら、医療関係者の監修により改定をくわえてゆく。

最終更新:5/12(火) 19:27
イーファイト

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