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「神戸ビーフ」も危機…世界的な“飲食店の休業“で「価格が暴落」 終わりが見えず、生産者には廃業の危機も

5/12(火) 21:02配信

関西テレビ

関西が世界に誇る高級牛肉「神戸ビーフ」。

今、新型コロナウイルスの影響で危機に直面しています。

2年前の半値に…休業で「売り先」が無く

【セリ人】
「神戸ビーフです」

神戸市の市場で行われた「神戸ビーフ」のセリ。
「黒毛和牛の頂点」とも言われる神戸ビーフは、輸出やインバウンドによる需要の高まりから、近年、市場価格が上がっていて、2年前には1キログラム当たり、4000円を超える高値で取引されていました。

しかし…

【セリ人】
「2005円です」

この日、取引された32頭のほとんどは、1キロ当たり2000円前後と、2年前の約半分の価格でした。

最も良いとされる「最優秀賞」の肉でさえ、3100円しかつきませんでした。

【セリ人】
「3100円です」

市場関係者は…

【神戸中央畜産荷受 芦田日出夫専務】
「2月の終わりぐらいから徐々にその(下落)傾向がみられて、3月で下がって4月がもう一段(下がる)という。多分、初めてじゃないか、ここまでの下落率は。レストラン、外食が今、全然ダメなんで、ほぼ卸はきょう買われてない。そういう意味では半減以下になってる、買われる量も」

価格が大きく下落している要因は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う世界的な飲食店の休業です。

売り先がなくなったため、在庫を抱えた卸会社などが買い控え、さらに今後の見通しもつかないことから、価格が暴落。

神戸ビーフは8年前から、輸出にも力を入れ、海外の高級レストランでの需要も伸ばしてきたため、その影響をもろに受けているのです。

【神戸中央畜産荷受 芦田日出夫専務】
「例えば九州の牛だとかはスーパーに流通しているものが多いから、ダメージはまだ神戸ビーフに比べたら小さい。ところが神戸ビーフのようなブランド牛はどうしても高級外食だったから、こういうときに一番、影響を受けやすい」

かさむ経費…取引量も減り「出荷もできない」

神戸ビーフの市場価格の下落は、子牛の取引価格も引き下げ、生産農家を苦しめています。

中でも、繁殖農家から子牛を購入し、2年間育てて神戸ビーフとして出荷する「肥育農家」と呼ばれる生産者は、危機的な状況にさらされています。

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最終更新:5/12(火) 21:02
関西テレビ

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