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VEデーのTV演説に登場したエリザベス女王が、ブローチに込めていた意味とは

5/12(火) 21:21配信

ELLE ONLINE

ジュエリーを用いたささやかなメッセージを送る達人として知られている、エリザベス女王。現地時間の5月8日に行われた、VEデー(ヨーロッパ戦勝記念日)75周年のTV演説で女王は、意義深いアクアマリンのクリップブローチを着用して登場した。

これは、1944年に父ジョージ6世から18歳の誕生日プレゼントとして贈られた「ブシュロン(Boucheron)」のペアのブローチで、アールデコ調のデザインが特徴の美しい逸品。

第二次世界大戦中に王位に就いていたジョージ6世は、イギリスを含む連合国がヨーロッパで勝利を収めた1945年のVEデーに、国民に向けたラジオ演説を行った。女王がTV演説を行った日、デスク上にはジョージ6世の写真が飾られており、身につけていたブローチと亡き前国王との結びつきを考えると、この節目にふさわしい選択だったといえる。

イギリス王室はこの日の演説に先立ち、SNS上でジョージ6世に敬意を表明。王室の公式ツイッターおよびインスタグラムの両アカウントでは、当時ジョージ6世が行ったラジオ演説の音声をシェアしている(この演説にならい、女王の演説はジョージ6世がラジオ演説を行った75年前と同時刻の、午前9時に放送された)。

女王は演説の冒頭で、「私は今、父が演説をした75年前とちょうど同じ時間にお話をしています」「父のメッセージは、彼の言うところの『大いなる解放』の実現を目指すために、あまりにも多くの犠牲を払った国内外の人々を称えるものでした」と語り、父について言及。

さらに「私は今、父の言葉と、当時自ら経験した喜びに満ちたお祝いを振り返りながら、イギリスとイギリス連邦、そしてすべての同盟国が見せた強さと勇気に感謝しています」と付け加えた。

亡き父の跡を継いで国王となった女王、このブローチを手に取るたび、きっとジョージ6世との思い出に浸っているはず。なおジョージ6世といえば、アカデミー賞4部門受賞の『英国王のスピーチ』(2010)でコリン・ファースが演じており、女王も作品を気に入ったと報じられているので、未見の人はチェックしてみて。
Translation: Masayo Fukaya

最終更新:5/12(火) 21:21
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