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【BMWトップの見立て】ロックダウンの新車販売への影響、年末まで続く 欧州

5/12(火) 18:50配信

AUTOCAR JAPAN

今後も続く新車販売への影響

text:James Attwood(ジェームズ・アトウッド)

BMWのCEO、オリバー・ツィプセは、ロックダウン規制が緩和され、ディーラーの営業が再開されても、ヨーロッパの新車の需要は、今年いっぱい影響を受ける可能性が高いと警告している。

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3月中旬以降、ヨーロッパ全土で移動の制限とショールームを含む小売店が強制的に閉鎖され、新車販売に大きな影響を与えている。

英国の新車登録は4月に前年比で97.3%減少している。

ヨーロッパのさまざまな国で規制の緩和が始まっており、ディーラーが社会的距離のルールを導入し、営業を再開する可能性がでてきた。

ロックダウンが解除され、自動車販売がすでにパンデミック前のレベルに戻った中国と同様に、ヨーロッパの販売も復活することが期待されている。

しかし、ツィプセは「ヨーロッパは、中国よりも非常に複雑な市場です。スペイン、イタリア、イギリスなどの、パンデミックから大きな打撃を受けた国々の自動車需要は、今年いっぱいは、おそらく比較的低いままとなるでしょう」と警告する。

BMWグループは、3月に財務見通しを修正したが、現在再び下方修正を加えている。

ツィプセは、2019年と比較して、売上高と利益の両方が「大幅に」下がると予想している。

さらに「多くの市場で、コロナウイルス感染拡大を抑制するための対策が、継続されることが明らかになりました」

「これらの市場での需要が、数週間以内に通常レベルに戻ることはないでしょう 」と述べている。

業界の統合も加速化か

BMWグループの2020年の1月~3月の売上高は、ヨーロッパで18%、グローバルで20.6%減少し、4月はグローバルで44%減少している。

1月~3月の20.6%の減少にもかかわらず、BMWグループの税引前利益は、前年同期比4.7%増の、7億9800万ユーロ(927億円)となったが、これは主に、2019年にEUの独占禁止法訴訟に関連する一時的な費用によるものだった。

ツィプセは、BMWグループはEUの新しいCO2排出目標とユーロ6排出基準の両方に、引き続き取り組むことを約束し、コロナウイルスの発生による期限延期を「猶予と呼ぶのは間違っている」と述べている。

BMWグループの電動モデルの販売が、2020年の第1四半期に14%増加したことを挙げ「目標と期限を守ることで、得られる成果がある」と語っている。

ツィプセは、BMWグループは、バッテリー電気および水素燃料電池技術を含む研究開発のため、2025年までに300億ユーロ(3兆5000億円)以上を投資すると述べている。

「モビリティの変革に、コロナウイルスが影響を与えることは明らかです。業界の統合が加速されるでしょう」と付け加えた。

AUTOCAR JAPAN

最終更新:5/12(火) 18:50
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