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《新型コロナ》一律10万円申請でマイナンバー手続き急増 処理に時間、窓口混雑

5/13(水) 4:00配信

茨城新聞クロスアイ

新型コロナウイルスの感染拡大に伴い政府が国民に一律10万円を配る「特別定額給付金」に関し、オンライン申請に必要なマイナンバーカードの手続きで市町村の窓口に訪れる人が増えている。各市町村から国のシステムにアクセスが集中したため、7日から不具合が発生。12日現在もシステムは不安定な状態で、処理に時間がかかっている。役所のフロアは順番待ちで一時混み合う状態に陥った。感染防止対策で進めたオンライン手続きの結果、住民は来庁を余儀なくされており、「密になるとは皮肉」(自治体関係者)との声も漏れた。

■電子申請なのに密「皮肉」

1日にオンライン申請を始めた水戸市。「暗証番号を忘れた」「電子証明の有効期限が切れた」などと、初日からマイナンバー担当の市民課窓口を訪れる人が増えた。大型連休明けの7日は、普段の10倍に当たる200人以上が詰め掛け、2時間を超えて待つ人も出た。

カード交付には本人確認が必要で、一度は窓口に出向かねばならない。しかし、「来ていただいても、その日のうちには(処理)できない」と同課。国のシステムにアクセスできたとしても、入力のたびに通信が滞って時間がかかり、「市民に迷惑を掛けている」と担当者は嘆く。

こうした状況は全国で起きている。東京都品川区役所でも手続きを求める人が殺到、7日には最大8時間待ちを記録した。この時期にオンライン申請を始めた自治体もあり、さらにアクセスが集中。窓口開始から1~2時間で処理上限を超え、受け付けを中止した役所もあったという。

このため水戸市は12日、長引く待ち時間をホームページで告知。窓口の待合フロアには「システム障害のため再設定や再発行ができない場合がある」と掲示した。同日は朝から5人が並び、その後も途切れることなく訪れ、常時10人ほどが処理待ちの状態になった。同課は窓口を一つ増やしたほか、感染症対策で席を増やして間隔を空けられるようにしている。

同市のオンライン申請は、13日から順に振り込みが始まる。ただ、13日以降に申請する場合、「手書き申請」と給付までの早さがそれほど変わらないという。手書き申請の場合は20日から順次給付される。このため同課は、来庁した市民に手書き申請も勧めている。

茨城新聞社

最終更新:5/13(水) 9:09
茨城新聞クロスアイ

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