ここから本文です

休校中のネット依存注意 性犯罪、巻き込まれる例も 熊本市教委・田中慎一朗さんに聞く

5/13(水) 10:07配信

熊本日日新聞

 新型コロナウイルスの影響による臨時休校が長期化し、子どもがインターネットに依存するリスクが高まっていると指摘されている。注意すべき点は何か。熊日教育面に「スマホの向こう側」を連載している熊本市教育委員会総合支援課の指導主事、田中慎一朗さん(45)に聞いた。(澤本麻里子)

 -休校期間中は、どんなリスクが考えられますか。

 「最近は高校などに入学して顔見知りになる前から、LINE(ライン)のグループで連絡を取り合うのが普通。そこで生じたトラブルが、学校再開後のいじめや不登校につながらないか心配だ」

 「オンラインゲームでプレーした人と仲良くなり、性犯罪などに巻き込まれるケースもある。子どもは話を聞いて共に悩み、すぐに評価を下さない大人を信頼する。ネット上ではその条件がそろっているように見えるため、相手を信じて被害に遭ってしまう」

 -ネットと一切関わらない生活は、現実的に難しそうです。

 「SNSやオンラインゲームは今や、子どもたちのストレス発散に不可欠な存在になっている。誰かとつながりたい気持ちは大切にする必要がある。ネットを無理に遠ざけず、良さも危うさも知って活用してほしい」

 -具体的にどうすればいいのでしょう。

 「好きなことがネットやゲームだけでは平衡感覚を失ってしまう。選択肢を増やすことが重要。読書や運動とともにネットやゲームがあるのが理想だ」

 「子どもたちにはこの機会に、関心の幅を広げてもらいたい。学校再開後にチャレンジしたいことを見つけておくなど、現在ではなく未来の自分について考えてほしい」

 -保護者も強いストレスを感じながら過ごしています。

 「子どもたちの一番近くにいる大人は保護者。まずはネット上のリスクに関心を持ち、子どもたちを守ってほしい」

 ※休校期間中に読んでもらおうと、田中さんが選んだこれまでの連載記事を熊日のウェブサイト「クロスくまもと」で発信していきます。閲覧無料。

最終更新:5/13(水) 10:07
熊本日日新聞

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事