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薬剤師への相談増加 病院診療回避背景か、体調不良「不安で」【新型コロナ】

5/13(水) 7:55配信

@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、静岡県内の調剤薬局やドラッグストアの薬剤師への相談が増えている。感染リスクを警戒して病院での診療を避けたり、体調不良で感染を心配したりする人の増加が背景にあるとみられる。現場では特例として導入された電話による服薬指導や、薬の郵送、配達を取り入れるなどしてニーズに対応している。

 「かかりつけ病院でもらっていた薬がなくなった。どうしたらいいか」。静岡市葵区のほりい薬局は感染拡大後、慢性疾患を抱える複数の患者から相談を受けた。薬剤師が「現在は電話で再診ができますよ。病院に処方箋を出してもらえるかどうか相談を」と応じた。軽いかぜ症状を訴え、薬を求める人からのSOSも寄せられた。

 「患者さんの中には、病院に行きたくないという理由で市販薬を買い求める人がいる」。同薬局の薬剤師堀井美智子さん(72)はこう説明する。来店だけでなく、電話での問い合わせも増えているという。新型コロナウイルスの症状の特徴を取り入れた問診カードも活用している。

 県内各地にドラッグストアを構える杏林堂薬局(浜松市中区)にも、「せきや鼻水などの症状があり、不安」「軽い風邪で病院にかかるのが怖い。症状に合った市販薬がほしい」といった相談が多く寄せられているという。

 厚生労働省は4月から、感染拡大防止のため一時的に初診から電話や情報機器の使用を可能とした。患者は電話などで医療機関の診療を受け、薬局でも同様に服薬指導を受けることができる。薬は薬局での受け取りのほか、自宅への配達や郵送も利用できる。患者にとっては選択肢が広がった形で、県薬剤師会の関係者は「当事者ファーストのシステムになってきている」と話した。

静岡新聞社

最終更新:5/13(水) 18:22
@S[アットエス] by 静岡新聞SBS

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