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軽症で自宅療養になったら…新型コロナの家族内感染を防ぐ8つの工夫

5/13(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 新型コロナウイルスの感染者は、軽症者もホテルなどで療養する方針に切り替わったが、6日に厚労省が発表した療養先別の内訳(4月28日時点)によると、自宅は全体の2割。都道府県別では、大阪は約3割で、自宅で入院を待っていた患者が亡くなった埼玉は5割を超える。

 福岡市では4月初旬、夫婦2人と子供3人の5人家族で夫婦と子供2人が感染。夫は肺炎を発症して入院したものの、妻と2人の子供は軽症で、陰性の子供1人と自宅療養したと報じられた。育児や介護に直面している家庭は、自宅療養を余儀なくされる恐れがあるだろう。イザというときのために、家族内感染を防ぐ工夫を頭に入れておいた方がいい。

【Q1】マスクは感染者のみか、全員か? 

 厚労省は、福岡市のケースのように親が感染し、幼い子供がいる場合は、自宅療養を認めるとする。要介護者がいるケースも、これに該当するだろう。そんなときに大切なのがマスクだ。

「自分が感染者でも、家族の誰かが感染者でも、軽症者を自宅で看病するなら、家族全員マスク着用が必須です」

 そう言うのは、東京医大名誉教授の加藤治文氏(呼吸器外科)だ。加藤氏は乾燥する冬、就寝中もマスクを着けるという。その目的は喉の保湿。口を開けて寝ると、喉が乾燥し、ウイルスや細菌を排除する役割を持つ粘膜が荒れやすい。そういう状態でウイルスを含んだ飛沫を浴びると、感染しやすくなるからだそうだ。暖かくなった今も、用心で就寝中もマスクを着けた方がいいかもしれない。
 
【Q2】看病をする人は日替わりか、固定か?

 熊本市では先月26日、新型コロナから回復した20代の女子学生が再びPCR検査で陽性となったことが確認された。2度の検査での陰性確認を経て退院し、4週間の経過観察中だったが、味覚障害や嗅覚異常を起こして再検査したという。これにより、同居する50代女性の感染も判明した。自宅療養や経過観察で誰が看病するかは大きな問題だろう。

「子供が感染すれば、両親なら当然心配ですが、家族内感染を食い止めるという意味では、看病はどちらかひとりに固定すること。両親が交代で子供の部屋に様子を見にいくと、親が“共倒れ”しかねません」(東京医科歯科大名誉教授・藤田紘一郎氏=感染免疫学)

 直接的な看病の大部分を妻が受け持つなら、夫は食事や掃除、洗濯など家事のサポートに徹することだ。

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最終更新:5/13(水) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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