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コロナ・エフェクトは生活を変える 普及が加速する分野は

5/13(水) 9:26配信

日刊ゲンダイDIGITAL

 “危機”は必ず克服される。これが歴史の教訓である。ブラックマンデー、リーマン・ショックだって、人類は乗り越えてきたではないか。

 しかし、完全な元の社会には戻らない。オイルショックがエネルギー政策を変え、「省エネ」を推進したように。

 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)によって、産業構造、生活スタイルは激変するだろう。この現象をコロナ・エフェクトと呼ぶ。

 大きな流れとしては、行き過ぎたグローバリゼーション(国際化)、株主資本主義は見直され、極端な所得格差は修正を余儀なくされるだろう。

 当然だが、非正規社員(パート・アルバイト、派遣など)、フリーランスの人たちのセーフティーネットの構築が必要である。

 政治的にはポピュリズム(大衆迎合政策)、ナショナリズム(民族主義)の台頭があろう。「10万円一律給付」などはその典型といえる。

 産業構造、生活スタイルはどうか。まず、テレワークである。すでに、従業員1000人以上の企業では6割が導入しているという。

 GMOインターネット、クックパッドなどはいち早く全社員を対象に導入し、話題になった。パソコンさえあれば在宅勤務が可能な職種は多い。もちろん、対面が原則の仕事はある。

 運輸、製造、サービスなどは家にこもっていては商売にならない。ただ、コロナショックを契機にテレワーク、遠隔診療、オンライン教育、テレビ会議、EC(電子商取引)などの導入、普及が加速し、電子認証、情報セキュリティーの重要性が高まるのは必然だろう。

(経済評論家・杉村富生)

最終更新:5/13(水) 9:26
日刊ゲンダイDIGITAL

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