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飲食店が集まりクラウドファンディング 個人店など110店以上が参加

5/13(水) 18:18配信

みんなの経済新聞ネットワーク

 八王子の飲食店111店が資金支援を呼び掛けるクラウドファンディングが4月20日、クラウドファンディングサイト「CAMPFIRE(キャンプファイヤー)」で始まった。(八王子経済新聞)

 バー「Dionysos」(八王子市明神町3)店主の駒澤直行さんが中心となって進められている今回のプロジェクト。新型コロナウイルス感染症拡大を防ぐため、八王子の多くの飲食店が短縮営業や臨時休業などで店の経営が危機的状況にあることを受け、クラウドファンディングを立ち上げた。

 目標額は1,000万円で、目標を達成するかどうかにかかわらず集まった金額が起案者に支払われるオールイン方式を取る。3,000円~110万円まで多くのコースを用意。オリジナルステッカーを進呈するコースや、参加店での飲食やテークアウトに利用できるチケットをリターン品とするコース、50人限定で事態収束後に開催するパーティーに参加できるコースなどを展開しており、5月12日時点で330人以上から約340万円の支援が寄せられている。

 駒澤さんは「いろいろなつながりのある飲食店から『休業しなければいけないが、収入が安定しない』といった話を聞き、何か方法はないかと探っていた」と話す。都心でも店を持つ駒澤さんは、過去にクラウドファンディングを行ったことがあり、「これは使えるんじゃないかと思った」。参加店からは費用などは取らず、手弁当で行っており、知っている個人店などに声掛けを進めていったところ輪が広がり、100店以上が名乗りを上げたという。

 駒澤さんは「内向きだけど結束すると強いところがあるのが八王子。その良い部分を引き出したい」と話し、「目標は1,000万円と大きいが、手数料などを引き、100店舗で分けるとそうでもない。あくまで手助けで、少しでもという感じ。個々が何か工夫をしたり、自分たちで動いていかないと絶対に持たないのは変わらない。1店舗にしたらたかがしれているかもしれないが、そういうコミュニティーがあり、仕掛けの種をまけたことは、コロナ収束後にさらに何か大きくできるのでは。金を配ったら、『はい、終わり』では意味がない」とも。

 今の状態が続くと、「個性のある店がなくなり、街が廃れていってしまう」と駒澤さん。「街の雰囲気をそのまま維持したいと思っている方は、少しでもいいので手助けしてほしい」とアピールする。「コロナ収束後、ステッカーを貼っている客同士が交流するなどコミュニケーションが深く、楽しいものになったらいい」と期待を込める。

 支援募集締め切りは6月14日23時59分59秒。

みんなの経済新聞ネットワーク

最終更新:5/13(水) 18:18
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