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Appleが最新の13インチノートPCで描いたグラデーションとは?

5/13(水) 6:05配信

ITmedia PC USER

石川将也:映像作家/グラフィックデザイナー/視覚表現研究者

クリエイティブグループ「ユーフラテス」を経て、2020年に独立。デザインスタジオ「cog」を開始。

【写真】Thunderbolt 3端子を4ポート備えた新型MacBook Pro(左)と、2ポートのみの下位モデル(右)

twitter:@kamone

 冒頭、まずは動画を、ぜひサウンドオンで楽しんでほしい。

 一新されたMacBookシリーズに、Magic Keyboardも使えるようになったiPad Proを加えたラインアップについて、TV番組やファッションブランドの映像制作も多く手掛けるcogの石川将也さんに可愛らしいストップモーションアニメーションにしてもらった。映像を見てもらえれば分かるが、パッケージの付属品などは、これまでのMacBook Proから変更がない。

Airを含め主流モデルが13.3インチ+Magic Keyboardで統一

 Appleは 5月4日に突如、「13インチMacBook Pro」の新型2モデルを発表した。

 13インチMacBook Proと、基本となる製品名も一緒なら見た目もほぼ同じだが、Thunderbolt 3のポートを2基備えて価格と性能のバランスを追求した下位モデルと、Thunderbolt 3を4基備えて性能を重視した上位モデルという、かなり性格のはっきりと異なる2モデルがあるのだ。

 これらを、ただのスペックアップの正常進化と見ることもできる。だが、一歩引いてノート型Mac全体を見渡すと面白い発見がある。

 気がつけばノート型Macは、今回発表の2モデルに、3月末発表の新型MacBook Air、そして2019年秋発表の16インチMacBook Proを加えた合計4モデルとなる(薄型軽量でUSBポートが1基の12インチMacBookは販売終了となっている)。

 このうち16インチのMacBook Proは、持ち運びやすさを多少犠牲にしても、とにかく性能で妥協をしたくない人、オフィスの外でも大画面が利用できることを重視したモデルで、かなり使う人がはっきりと決まったモデルだ。

 となると、それ以外のほとんどの人が選ぶのは新型MacBook Airか、今回の13インチMacBook Proの2モデルを加えた3モデルから製品を選ぶことになるのだが、実はこの3モデルは13.3型という画面サイズやMagic Keyboardの採用、プロセッサにIntel Core i7を選べたり、重量さもわずか100gの差に収まっていたりと、かなり仕様が近い。

 つまり、このスペックにあえて寄せておきながら、その中にハッキリとした性格の差を描き出しグラデーションを描いた、というのが2020年のMacBookメインストリーム向け3モデルの面白みと言える。

 ではこの3モデル、どれだけ選びやすく進化しているのか?

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最終更新:5/13(水) 6:05
ITmedia PC USER

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