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楽天の第1四半期決算、241億円の赤字 MNO事業の投資が負担に “送料込みライン”は8割が導入

5/13(水) 19:45配信

ITmedia NEWS

 楽天は5月13日、2020年第1四半期(20年1~3月)の連結業績を発表した。売上高は前年同期比18.2%増の3314億円になったが、楽天モバイルへの投資がかさみ、営業損益は241億円の赤字(前年同期は1137億円の黒字)に転落した。

【画像】新型コロナで好影響を受けたもの、悪影響を受けたもの

 国内EC事業とフィンテックの分野は営業利益が302億円(前年同期比3.1%増)と成長。一方、楽天モバイルを中心に、物流分野、ペイメント分野での先行投資による営業損失が500億円になった。

 国内EC事業での流通総額は前年同期比9.8%増の9271億円と成長。営業利益は物流関連の設備投資などで103億円(前年同期は120億円)に減少した。

 フィンテック分野では、カードのショッピング取引高が2.7兆円(前年同期比27.6%)に成長。楽天証券は株式やFXの取引量が増え、第1四半期中に開設された新規口座数は34万6000件と過去最高になった。

 楽天ペイや楽天Edyといった決済サービスでは、楽天ペイのアプリで楽天Edyの電子マネーを使えるようにした結果、楽天Edyの新規利用者数が85%増加した。一方で営業利益は20億円の赤字(前年同期比76億円減)に転じた。

 広告事業は前年同期比15%の成長を見せた。楽天市場に出店している店舗からの広告売り上げが堅調に伸びたという。

楽天モバイルのMNO事業参入

 4月8日に参入した携帯キャリア(MNO)事業の売上高は成長を続け、第1四半期は392億3300万円(前年同期比54.7%増)となった。

 楽天モバイルの実店舗は4月の時点で569店舗になった。新型コロナウイルスの影響で現在は約500店舗が営業を自粛しているため、契約申し込みの96.5%はオンラインで行われているという。

 同社は自社回線エリアを拡大するため、通信基地局の整備を加速させている。この投資の影響で営業損失は前年同期比251億円増の318億2800万円となった。

 基地局数は3月末時点で4738局。当初の計画値である3432局を上回るペースで整備が進んでいる。21年3月までに人口カバー率70%を目指すとしている。

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最終更新:5/13(水) 19:45
ITmedia NEWS

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