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ジャンプ基礎点変更で強い羽生がさらに強く ISU、20-21シーズン規定発表/フィギュア

5/13(水) 5:00配信

サンケイスポーツ

 国際スケート連盟(ISU)は11日(日本時間12日)、2022年北京冬季五輪のプレシーズンに当たる20-21年で適用するフィギュアの規定を発表。4回転ジャンプのルッツとループの基礎点を11.00点に変更した。10.50点から上がった4回転ループは、男子の羽生結弦(25)=ANA=が史上初めて成功させた技。北京五輪で史上2人目の3連覇が懸かる絶対王者の追い風となり得る。

 羽生は新規定を味方にできるか。2022年北京冬季五輪の結果を占うプレシーズンで適用されるジャンプの基礎点が決まった。

 ISUは4回転のルッツとループを11・00点に変更。アクセルを除いて最も難度が高いとされてきたルッツは11・50点から下がった一方、ループは10・50点から上がり、ともにフリップと同じ基礎点となった。

 羽生が跳ぶ4回転はルッツ、ループ、サルコー、トーループ。ループは16年にISU公認で史上初めて成功させた。一方、ルッツで17年に右足首を負傷。この大技は昨季途中からフリーに組み込むものの、それまでは足首への負荷を考慮して封印しており、ループを軸に跳ぶ構成だった。

 ルッツやフリップを自在に操る世界王者のネーサン・チェン(21)=米国=には、ジャンプの基礎点で水をあけられていた。ループを含めた3本の基礎点が統一された規定をプラスに構成を組めれば、その差を縮められる見込みもある。

 世界的に広まる新型コロナウイルスの収束状況を踏まえ、ISUは来季のグランプリ(GP)シリーズ初戦となるスケートアメリカ(10月23-25日)の開催可否を8月1日までに決める方針。GPシリーズ2戦目以降の実施についても、大会3カ月前までに判断する。

 五輪王者は混乱が続く世の中に向け、日本オリンピック委員会などを通じて動画でメッセージを発信してきた。最大の目標はクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)成功。「今のスケートを支えている芯」と語る。前人未到の大技の基礎点は、最も高い12・50点で変わらず。北京五輪では、1920年アントワープ、24年シャモニー、28年サンモリッツ大会を制したギリス・グラフストローム(スウェーデン)以来、94年ぶりの五輪3連覇が懸かる。さらなる高みを目指し、挑戦は続く。

最終更新:5/13(水) 8:57
サンケイスポーツ

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