ここから本文です

全日本大学選手権が史上初の中止、8月に延期も準備期間足りず…夏の甲子園に影響も

5/13(水) 5:00配信

サンケイスポーツ

 全日本大学野球連盟は12日、オンラインで臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの影響により、8月に延期となっていた全日本大学選手権大会(神宮)の中止を満場一致で決めた。1952年に始まり、今は全国26連盟の春季リーグ優勝校が大学日本一を争う大会の中止は初めて。

 緊急事態宣言が5月31日まで延長され、多くの大学で入構禁止や課外活動停止が続いている。同連盟は選手が試合に向けた準備を整えるまでに約1カ月は必要と想定。7月は前期試験とも重なり、内藤雅之常務理事は「代表校を決定するリーグ戦やトーナメントの開催に無理が出てくることも考え、選手や関係者の安全、健康を最優先に中止を決めた」と説明した。

 既に東都大学連盟などは通常の春季リーグ開催を断念しており、今回の判断は各連盟に影響を及ぼしそうだ。全日本大学連盟が一律に中止を求めることはないが、緊急事態宣言が出されている期間はオープン戦を禁止。秋季リーグ戦を確実に行えるようにするため、夏休み期間中に宿泊を伴う遠征やキャンプを慎むよう通達も出す。

 8月に延期された大学の全国大会開催が中止となったことで、移動や宿泊などに同様の課題を抱える全国高校選手権(8月10日開幕予定、甲子園)の開催判断にも影響が出る可能性がある。

★11日に全体練習を再開した八戸学院大(北東北大学野球連盟)・正村監督

 「大学選手権の中止は仕方ないし、秋へ向けて練習していきたい。上(プロ)を目指している選手もいるので、(緊急事態宣言が解除されて)遠征ができるようになってほしい」

★高野連「判断尊重」

 日本高野連・小倉好正事務局長は全日本大学選手権大会の中止を受け「断腸の思いで中止を判断されましたことは、当連盟として尊重をさせていただきます」と文書で回答した。開催が危ぶまれている夏の甲子園大会に関しては「20日の運営委員会に向け、できる限りの準備を行い、慎重に協議いたします」とコメント。8月に開催予定だったインターハイに続く大学選手権の中止で、甲子園大会の開催はさらに不透明になった。

最終更新:5/13(水) 8:49
サンケイスポーツ

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事