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【われかく戦う】安達師サウンドキアラで10年ぶりGI制覇へ

5/13(水) 17:45配信

サンケイスポーツ

 17日に東京競馬場でマイル女王決定戦のGI・ヴィクトリアマイルが行われる。前走のGII・サンスポ杯阪神牝馬Sで重賞3連勝を飾り、充実の近況を見せているサウンドキアラ(牝5歳)で臨む安達昭夫調教師(60)=栗東=を直撃。GI6勝馬アーモンドアイなど強敵ぞろいのなか、自慢の末脚を含めた強みと、厩舎10年ぶりとなるJRA・GI制覇への意気込みを聞いた。 (取材構成・宇恵英志)

 --前走のサンスポ杯阪神牝馬Sを完勝。重賞3連勝を飾った

 「強い競馬でしたね。それまでの勝ち鞍(6勝)は全て京都コースでしたが、阪神コースでも走れるだろうと思っていました。近3走のしまいの脚はしっかり。前回は、馬群の中から抜け出してくれました。とにかく、いい勝ち方でした」

 --母は現役時代に自身が管理し、GIIフィリーズレビューを制したサウンドバリアー。以前から、素質の高さを評価されていた

 「勝ち切れない時期はありましたが、『(直線で)もっと伸びるはず』という思いは抱いていました。力をつけたことも含めて、今はいろいろとかみ合っているのでしょう」

 --強調できる点は

 「内枠でも外枠でも、馬場が良くても悪くても走れます。左(回り)、右(回り)といったコース形態も問いません。変な癖がなく、欠点、弱点がない。注文のつかないところが長所といえますね」

 --松山騎手とのコンビでは、近3走を含めて4戦4勝

 「武豊騎手、福永騎手が、競馬を教えながらこの馬を育ててくれたのが大きいですが、松山騎手とは手が合いますね。自然にレースの流れに乗せてくれますし、最後まで気を抜かさずに走らせてくれます」

 --同世代の女王アーモンドアイと初対戦

 「アーモンドアイと一緒に走れるのは光栄なこと。やっと、同じ舞台で走れるところまできました。メンバーは強いですが、勝てばそのぶん、価値がある。昨年のこのレースは7着でしたが、当時よりも力をつけていますし、楽しみにしています」

 --6日の1週前追い切りは坂路で4ハロン53秒5-12秒5。仕上がりは?

 「強めにやりましたが、いい動きでした。落ち着き過ぎるくらい、落ち着いていますね。牝馬ですが、カイバをよく食べてくれるんです。牝馬で、食が細いと調整が難しくなる。調整が楽なのは大きいですね」

 --東京芝1600メートルの舞台について

 「左回りは問題ないですし、前回の阪神コースで、直線に坂があっても走れることを証明してくれました。コース替わりは心配していません」

 --トレーナーにとっては、2010年フェブラリーS(エスポワールシチー)以来となるJRA・GI制覇のチャンス

 「(1番人気に推された)エスポワールのときと比べると、プレッシャーはないですね。気持ち的には楽ですよ。(馬に関して)特に不安はありませんし、頑張ってほしいですね」

 

■安達 昭夫(あだち・あきお) 1959(昭和34)年10月27日生まれ、60歳。京都府出身。79年に騎手デビューし、94年に引退するまで通算125勝。調教助手を経て、99年に調教師免許を取得。2000年に栗東で厩舎を開業した。12日現在、JRA通算294勝。重賞はエスポワールシチーでの09年ジャパンカップダート、10年フェブラリーSのGI2勝を含む17勝。

★鞍上は絶好調の松山騎手…重賞3連勝に導くなどサウンドキアラと組んで4戦4勝の松山騎手は「今は、本当にレースが上手。どこからでも行けるし、しまいもしっかり伸びてくれます。展開を問わないのは心強いですね」と信頼を寄せる。

 今年はGI・桜花賞(デアリングタクト)など、トップタイのJRA重賞6勝と絶好調。「相手は強いですが、挑戦者の気持ちで頑張ります」と力を込める30歳の手綱さばきにも注目だ。

★きょう追い切り予定…サウンドキアラは12日、坂路を4ハロン69秒4-18秒5とゆったりとしたペースで駆け上がった。安達調教師は「中間は変わりなく来られています。今は体もふっくらと見せているので、13日の追い切りもしっかりとやれます」と好調をアピールしていた。

最終更新:5/13(水) 17:45
サンケイスポーツ

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