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「再陽性」北海道内も相次ぐ 12日までに計9人確認

5/13(水) 6:05配信

北海道新聞

 新型コロナウイルスに感染後、いったん陰性が確認されたものの検査で再び陽性となる「再陽性」が道内でも目立つ。11日も2人が再陽性と確認され、道内では12日までに計9人に上る。ウイルスの特性については不明な部分も多く、専門家らは、陰性確認の後の健康観察や複数検査の併用を提言している。

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 「せきが出るようになったのでまさかと思った」。道内で再陽性が確認された男性は、そう驚く。男性は最初の退院後に1週間ほど自宅療養した後、経過観察のため受診。少しせきが出ていたが、医師からは「感染の後遺症だと思う」と説明され、せき止めの薬をもらったという。

 人との接触をなるべく避けて生活したが1週間ほどせきが続き、PCR検査を受けたところ再陽性に。男性は「経過観察の重要性が分かった。退院後、不安な人が相談できる窓口や検査態勢が大事だ」と話す。

ウイルス再活性化か? 「PCR」の限界も

 再陽性の要因について、北大人獣共通感染症リサーチセンターの高田礼人(あやと)教授(ウイルス学)は「体内に残っていたウイルスが再び増え、『再活性化』した可能性が高い」と指摘。完治したものの、抗体ができずに再び感染する「再感染」については「同じ人物が再び別の場所でウイルスに接し、感染した確率は低い」とした。

 さらに、PCR検査の性質上、「すでに人に感染させる性質がないウイルスの『死骸』に反応している可能性もある」と説明。「再陽性はまれな上、感染させる性質があるかも現段階では分からない。経過観察や抗体検査を通して分析し、要因を探る必要がある」とする。

北海道新聞

最終更新:5/13(水) 6:05
北海道新聞

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