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【保存版】事業用「検測車両」をずらり紹介〈私鉄編ほか〉

5/13(水) 6:20配信

GetNavi web

安全に快適に鉄道車両を走らせるために多くの事業用車両が働いている。中でも注目度が高いのが「検測(検査)車両」である。

大手私鉄の「検測車両」の詳細を写真で紹介

定期的に路線を走り、線路や架線の状態を調べて、設備の保守管理に役立てている。新幹線のドクターイエローがその代表格だが、“お仲間”が全国で多く使われている。今回はそうした検測車両のうち、大手私鉄の「地上設備検測車両」と、「検測機器を付けた旅客車両」を紹介しよう。

*ご注意:運行に関して、各社へのお問い合わせはご遠慮ください。撮影および見学は新型感染症の流行が終息した後に楽しみましょう。

【大手私鉄の地上設備検測車両】 小田急電鉄クヤ31形「TECHNO-INSPECTOR(テクノインスペクター)」

小田急電鉄が利用する検測電車がクヤ31形。通勤用電車の3000形をベースに2004年に製造された。「TECHNO-INSPECTOR(テクノインスペクター)」という愛称が付く。訳せば「技術-検査者」といった意味だろうか。自走はできないために、1000形電車と連結して走る。小田原駅方面行き下り列車の場合、先頭に連結。上りは逆に後ろ側に連結される。

◇運行の状況:出動するのは毎月、中旬の土・日曜日。検測車両の中では珍しく週末に走る。喜多見検車区に配置され、1日目の土曜日は、昼過ぎに成城学園前駅を出発、急行線を走り新宿駅へ向う。新宿駅で折り返し、小田原線を下り小田原駅へ。折り返して経堂駅へ向かう。夕方、経堂駅から喜多見検車区へ戻る。

2日目の行程は翌日曜日。早朝の運行となる。新宿駅までは同じで、折り返して相模大野駅から小田急江ノ島線に入り片瀬江ノ島駅へ。折り返して新百合ケ丘駅へ。同駅から小田急多摩線の唐木田駅(からきだえき)へ。折り返して経堂駅へ向い、朝10時過ぎまでに喜多見検車区へ戻る。

東急7500系「TOQ i(トークアイ)」

東急が2012年に製造した事業用電車。「TOQ i(トークアイ)」の愛称を持つ。車両は2~3両で運用される。車両の前後に運転台を持つデヤ7500形(正面水色塗装)とデヤ7550形(正面黄色塗装)、中間車サヤ7590形の3両が用意され、軌道検測、電気検測など検査内容に合わせて編成される。車両の長さの限界がある東急池上線・東急多摩川線も走ることができるように長さ18メートルと短い。

◇運行の状況:長津田駅の西側に広がる長津田検車区に配置される。検測は2カ月に1回、世田谷線を除く東急全路線とみなとみらい線を3日間にわたって走って検測を行う。これまで奇数月の中旬に運行されることが多かったが、2020年4月中旬に行われていたという目撃情報もあり、今後は出動が偶数月に変わり可能性が出てきている。

7500系は検測以外の役割を持つ。JR貨物により甲種輸送された新造車両を長津田駅構内から自社路線へ牽引する。また東急池上線・東急多摩川線の電車を長津田車両工場まで牽引する役目もある。

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最終更新:5/13(水) 6:20
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