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広島県の推計人口280万人割る 37年ぶり

5/13(水) 13:24配信

中国新聞デジタル

 広島県は13日、県の4月1日時点の推計人口が279万8628人になったと発表した。280万人台を下回るのは1984年5月以来、35年11カ月ぶり。出生数を死亡数が上回る自然減に加えて、近年は県への転入数が転出数を下回る社会減が深刻化し、人口減に歯止めはかかっていない。

 推計人口は国勢調査と住民基本台帳に基づく。今年3月1日時点は280万4123人で、1カ月で5495人減少した。内訳は社会減が4397人、自然減が1098人だった。

 県統計課は「若い世代を中心に、就職や進学による大都市圏への転出が響いた」と分析する。例年なら4月は転入者が多く、5月1日時点で280万人台を回復する可能性があるが、今年は新型コロナウイルスの影響で「見通しを立てにくい」と説明した。

 同課によると、推計人口は84年6月に280万8人と、初めて280万人を超えた。その後、98年11月の288万5617人をピークに減少局面へ移行。19年でみると、自然減は08年から12年連続、社会減は17年から3年連続となった。

 別の調査である総務省の人口移動報告によると、19年の転出超過は8018人で全国最多となっている。

 湯崎英彦知事はこの日の記者会見で、280万人台を下回る事態を予測していたとしつつ「残念」と受け止めた。新型コロナの影響で働き方に変化が起きる中「広島の都市機能と自然が非常に近い環境を生かし、移住者を増やすなどの取り組みを進める」と話した。

中国新聞社

最終更新:5/14(木) 1:48
中国新聞デジタル

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