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10万円支給でマイナンバーカード手続き急増 窓口混雑「3密」に苦慮 システム遅延や不具合も

5/13(水) 6:02配信

上毛新聞

 国による特別定額給付金(1人当たり10万円)の支給を巡り、オンライン申請に必要なマイナンバーカードの手続きが急増し、群馬県の市町村の窓口が混雑している。カード申請時に登録した暗証番号を忘れた住民が窓口で再設定するケースが多いが、カードの新規取得や、カードに登録された電子証明書の更新のために訪れる人も少なくない。自治体の職員は密閉、密集、密接の「3密」に配慮し、給付金の郵送申請の利用も呼び掛けるなど混雑回避に努めている。

◎最大で60人待ちに

 オンライン申請は専用サイトの「マイナポータル」で必要事項を入力する仕組み。マイナンバーカードによる本人確認の際に暗証番号の入力を求められるが、暗証番号を忘れたり、入力を5回連続で間違えたりすると、自治体の窓口で再設定してもらう必要がある。

 オンライン申請は市町村から送付される書類を使った郵送手続きより早く申請できるため、国は積極的な利用を求めている。だが、大型連休明けの7日ごろから暗証番号の再設定などで窓口を訪れる人が増えた。

 「スマートフォンがカードを認識せずロックがかかってしまった。申請がこんなに面倒だとは…」。暗証番号の再設定のため、12日に前橋市役所を訪れた派遣社員の男性(52)は表情を曇らせた。昼前には「60分待ち」の掲示がされ、間隔を空けて立って待つ人の姿も見られた。

 同市役所では五つのマイナンバー窓口を設けているが、最大で60人待ちとなる日もあり問い合わせの電話も殺到。担当者は「窓口がこれほど混雑したことはなかったので想定外だった」と驚く。市はツイッターで窓口の混雑状況を発信し、緩和に努めている。

 全国からのアクセス集中で国のシステムに遅延が生じ、手続きに時間がかかることもある。高崎市では機器にカードを入れてから1時間以上かかった事例があり、カードを預かって手続き完了後に郵送したり、再来庁してもらうなどの対応をとる。担当者は「月、金曜や昼前は集中しやすく、避けた方がいいと案内している」と話す。

 国のシステムが不安定で手続きが正常に行えない可能性もあるため、太田市は11日から電子証明書の更新手続きを原則中止とした。伊勢崎市では市ホームぺージでシステム不具合について周知。遅延が予想される時間帯は受け付けを中止し、市庁舎内での待機を控えるよう勧めている。

 桐生市でも、マイナンバーカードを持つ市民から「暗証番号を忘れた」などの問い合わせや窓口対応が増加。市は「感染拡大を防止するため、急ぎでない場合は郵送で申請してほしい」としている。

最終更新:5/13(水) 6:02
上毛新聞

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