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ロックダウン解除急げば「不必要な死や苦しみ招く」、米感染研所長が警告

5/13(水) 11:06配信

ロイター

米トランプ政権の新型コロナウイルス対策本部の主要メンバーである国立アレルギー・感染症研究所のファウチ所長は12日、議会に対し、ロックダウン(都市封鎖)措置の解除を急げば、さらなる感染拡大につながる可能性があると警鐘を鳴らした。
 ファウチ氏はウェブカメラを通じて、「制御不可能となる恐れのある感染を引き起こす現実的なリスクが存在し、不必要な苦しみや死を招くだけでなく、かえって経済回復を遅らせる可能性もある」と述べた。
 同氏はウェブカメラを通じてコメント。経済再開に向けて各州にロックダウン措置解除を促すトランプ米大統領に比べ、より厳しい見解を示した。
 ファウチ氏は各州に対し、経済を再開する前に保健専門家の提言に従うよう強く要請。「もしいくつかの地域、都市、州が様々なチェックポイントを飛ばして、効果的かつ効率的に対応できる能力なしに再開を急げば、大流行につながりかねない小さな感染拡大が起き始めることが懸念される。このため、非常によく練られて明確に示された指針に従うよう呼び掛けている」
 ワクチン開発には「慎重ながらも楽観的」である一方、大学が通常新学期を迎える秋までにワクチンが完成するのは難しいとの考えを示した。
 また、今秋に感染が再び拡大する可能性は「大いにありうる」とし、ウイルスがいつか消えるかもしれないというトランプ氏の考えを否定した。「(ウイルスが単になくなるということは)起こらない。なぜなら非常に伝染性の高いウイルスだからだ。たとえ今後数カ月でよく制御できるようになったとしても、地球上のどこかにこのウイルスは残り、最終的にまたやって来るだろう」

最終更新:5/13(水) 11:06
ロイター

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