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「医療者の負担認識を」理解求める 福島医大病院・鈴木弘行院長

5/13(水) 12:30配信

福島民友新聞

 新型コロナウイルスの重症患者を受け入れている福島医大病院の鈴木弘行院長が福島民友新聞社の取材に応じ、医療スタッフは感染への恐怖などを抱えながら業務に当たっていると明かした。家族を感染させないために家族と離れ寮住まいをしている職員もいると説明、「医療従事者の負担に対する認識を社会全体で持っていただければありがたい」と理解を求めた。
 病院は、エボラ出血熱など最も危険な「1類感染症」を扱う県内唯一の第1種感染症指定医療機関。集中治療や人工呼吸器が必要な重症の新型コロナ感染患者の治療を担当する。鈴木院長によると、院内では感染患者を担当する医療スタッフが一般の患者に対応しないようにしており、特定のスタッフの負担が大きくなっていると述べた。
 感染への不安から自宅に帰れない看護師を寮に宿泊させているが、寮の部屋数に限りがあるため十分な対応が難しく、課題になっていると説明。看護師らに対する手当の増額なども検討していると語った。
 福島医大病院とほかの病院との間で行われる感染患者の転院や入院の際に診療情報を共有するため、導入の準備が進められている「キビタン健康ネット」については「より適切な診断・治療が可能になる。現場の医療従事者の負担軽減につながる」と意義を強調した。

最終更新:5/13(水) 12:30
福島民友新聞

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