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監督も認めるフォーク…国立大出身の「理系右腕」は伸びしろ十分 大学院進学から一転、社会人野球でレベルアップの道を選択

5/13(水) 10:49配信

中日スポーツ

日本製鉄東海REX・新原俊哉投手

 社会人野球の日本製鉄東海REX(愛知)に、国立大出身の新人が加わった。愛知・高蔵寺高から富山大に進み、地元に戻ってきた新原俊哉投手(22)は、制球力とフォークが武器の好右腕。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で公式戦が中止となる中、工学部出身の理系右腕はデビューの時を待っている。


 一回り大きくなって、地元・愛知に帰ってきた。北陸大学リーグの富山大から社会人球界入りを果たした新原。大学でアルミニウム合金について研究していた右腕は、国立大出身の理系右腕として注目が集まる。

 「すごくいい環境。レベルが高いので、もっとレベルアップしないといけない」。富山大の出身選手は、三菱重工名古屋(愛知)の西納敦史投手(29)がいる。同じ東海地区のチームだけに、もしかしたら投げ合う機会があるかもしれない。

 182センチの長身から投げ込む直球の最速は142キロ。フォーク、チェンジアップと自慢の制球力を駆使して、打者を打ち取る投球スタイルは社会人向きだろう。

 高蔵寺高時代は1年先輩の右腕・井村(現ホンダ鈴鹿)を中心に2年夏の愛知大会で8強進出したが、新原はベンチ外。3年夏の愛知大会は1回戦負けだった。富山大入学時、直球は130キロを超える程度。学業優先の中、2、3年は2部リーグでのプレーを余儀なくされた。1部に復帰した4年時は「練習と研究の時間をしっかり区切れた」と自主トレーニングに没頭。その結果、学生最後の秋季リーグ戦では3勝と結果を残した。

 「高いレベルで野球を続けたい」という思いを抱きつつも、当初は大学院への進学が決定。富山県内のクラブチームに加入する予定だった。しかし、縁あって昨年12月に日本製鉄東海REXの練習に参加。道が開けた。チームを率いる林尚克監督(46)は「落ちる球はいいので、真っすぐを磨けば面白い」と期待をかける。

 「大学の先輩や同期も応援してくれている。期待に応えたい。入れたことに感謝して、チームの役に立ちたい」と新原。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、チームは全体練習を自粛。午前、午後に分かれての自主練習を強いられているが、シーズン開幕に備えて、力を蓄えていく決意だ。

 ▼新原俊哉(にいはら・しゅんや)1997(平成9)年7月30日生まれ、愛知県春日井市出身の22歳。182センチ、85キロ、右投げ右打ち。小学3年から不二ジュニアベースボールクラブで野球を始め、中学時代は春日井ボーイズに所属。高蔵寺高から富山大に進学し、4年秋は、主に2回戦で先発登板した。

最終更新:5/13(水) 10:49
中日スポーツ

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