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批評家が選ぶ、ブラッド・ピットのテッパン10選!オスカー受賞作まで“フレッシュ”な名作たち

5/13(水) 18:30配信

Movie Walker

『ワンス・アポン・ア・タイム・ハリウッド』(19)で第92回アカデミー賞助演男優賞を受賞し、30年以上のキャリアでついにオスカー俳優の仲間入りを果たしたブラッド・ピット。その授賞式の場では、俳優としての円熟期を迎えたハリウッド随一のスターに割れんばかりの拍手が送られていた。本稿では、そんなピットの出演作の中から映画批評を集積・集計するサイト「ロッテン・トマト」で批評家の評価が特に高く、また日本国内の各動画配信サービスで視聴可能な10作品を一挙に紹介したい。

【写真を見る】オスカー受賞に世界中が歓喜!愛されつづけるスター、ブラピの出演作でもっとも評価が高いのは…?

「ロッテン・トマト」とは、全米をはじめとした批評家のレビューをもとに、映画や海外ドラマ、テレビ番組などの評価を集積したサイト。批評家の作品レビューに込められた賛否を独自の方法で集計し、それを数値化(%)したスコアは、サイト名にもなっている“トマト”で表される。好意的な批評が多い作品は「フレッシュ(新鮮)」なトマトに、逆に否定的な批評が多い作品は「ロッテン(腐った)」トマトとなり、ひと目で作品の評価を確認することができる。中立的な立場で運営されていることから、一般の映画ファンはもちろん業界関係者からも支持を集めており、近年では日本でも多くの映画宣伝に利用されるように。映画館に掲示されたポスターに堂々と輝くトマトのマークを見たことがある方も多いだろう。

それでは、ブラッド・ピット出演作のフレッシュな作品10傑を挙げてみよう。

■ 94%フレッシュ『マネーボール』(11)

■ 90%フレッシュ『12モンキーズ』(95)

■ 89%フレッシュ『イングロリアス・バスターズ』(09)

■ 88%フレッシュ『マネー・ショート 華麗なる大逆転』(15)

■ 85%フレッシュ『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』(19)

■ 84%フレッシュ『アド・アストラ』(19)

■ 84%フレッシュ『ツリー・オブ・ライフ』(11)

■ 84%フレッシュ『テルマ&ルイーズ』(91)

■ 82%フレッシュ『オーシャンズ11』(01)

■ 81%フレッシュ『セブン』(95)

『ジョー・ブラックをよろしく』(98)や『ファイト・クラブ』(99)など、ピットの人気を決定付けた作品が上位から漏れるなかで、最高の評価を獲得したのは94%フレッシュを獲得した『マネーボール』。本作でピットが演じたのは、メジャーリーガーとしての夢を諦め経営危機に陥った球団を建て直すために奔走する実在のゼネラルマネージャー、ビリー・ビーン役。それまでのキラキラと輝くスター性の強いイメージを極限まで抑えた風格のある演技は高い評価を集め、同年のアカデミー賞では主演男優賞にノミネートされた。

ほかにもキャリア初期の代表作と言える『12モンキーズ』や『セブン』、それらより前に出演した『テルマ&ルイーズ』も高評価を集めているが、実に半数が2010年代に出演した作品というのは見逃せないポイントだ。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したテレンス・マリック監督の『ツリー・オブ・ライフ』や、ジェームズ・グレイ監督のSFスリラー『アド・アストラ』、そしてクエンティン・タランティーノ監督の2作品と、批評家から愛される監督の作品でとびきりの存在感を放つようになったピットは、名実ともに映画界に欠かせない俳優に成長したと言えるだろう。

やはり最大の注目作は『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』。レオナルド・ディカプリオ演じる主人公の盟友であるスタントマンのクリフ・ブース役を演じ、アカデミー賞受賞もうなずける大活躍をみせてくれる。50代半ばに差しかかったとは思えない鍛えあげられた肉体を惜しげもなく披露する屋根修理シーンをはじめ、クライマックスでの怒涛のバイオレンス。『イングロリアス・バスターズ』に続いて、タランティーノ監督の作風とぴったりとマッチしたひょうひょうとしたキャラクターはまさにハマり役だ。

俳優として活躍する一方で、いまやプロデューサーとしても2本のアカデミー賞作品賞受賞作を輩出するなどマルチな活躍を見せるピット。“ブラピ”という圧倒的なブランド力をさらに強め、次はどんな役柄で世界を魅了してくれるのか。いまのうちに初期の作品から振り返り、その弾けんばかりのスター性を堪能してみてはいかがだろうか。(Movie Walker・文/久保田 和馬)

最終更新:5/13(水) 18:30
Movie Walker

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