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シティやモルガンSのアジアオフィス、コロナ後のニューノーマル示す

5/11(月) 22:13配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): アジアの金融センターの幾つかで、何千人ものバンカーがオフィスに戻りつつある。新型コロナウイルス後の「ニューノーマル」はマスク姿の行員とデスク間の仕切り、キッチン閉鎖だ。

シティグループは香港のオフィスで、一部のデスクの間にプラスチックの仕切りを設けることを計画している。中国銀行の北京のオフィスではキッチン閉鎖のため、行員が交代でランチの買い出しに行かなければならない。モルガン・スタンレーは香港の高層ビルのエレベーターで、少ない人数が短時間で移動できるようにした。

こうした変化は、オフィス再開を待っているロンドンやニューヨークにとって先例となるかもしれない。また、アジアで何週間もの在宅勤務の後にオフィスに戻ったバンカーからは、ほっとした声が聞かれる。

バークレイズ・バンクの香港支店を率いるアンソニー・デービーズ氏は「適切な距離を保ちながらだが、在宅よりもはるかに多くの触れ合いがある」と話す。同行は今週、オフィスで働く人員を通常の60%まで増やした。

北京では多くの銀行が先月から行員の多くをオフィスに呼び戻した。香港では世界の大手銀行で行員が徐々にオフィスに戻りつつある。こうして職場に戻るアジアのバンカーは、以前と違うオフィス環境を経験している。

まずは体温測定だ。大半のオフィスビルでは到着した従業員の体温を入館前にチェックしている。

会議も変わった。バークレイズは会議室に入れる人数を座席数の約半分に制限。JPモルガンの香港オフィスでは5席のうち3席が「利用不可」となっている。また、オフィスにいてもビデオ会議が大半の銀行ではノーマルだ。

従業員が社会的距離を確実に維持できるよう、シティではデスク間を歩き回ったり他のフロアに行かないよう指示が出ている。トレーディングデスクのように人が密集するところではプラスチックの仕切りを設置する見込みだと広報担当者が述べた。

同僚同士で長時間一緒のランチも勧められない。多くのオフィスでキッチンは閉鎖され、食事は1人か少人数で取るように求められている。

大勢でエレベーターに乗ってもいけない。北京の中国銀行は一度に乗れる人数を5人までに制限。モルガン・スタンレーは香港オフィスの家主と相談し、同行専用で使えるエレベータの停止階を減らすことで従業員が中にとどまる時間を減らしている。

原題:Citi, HSBC Opening Asia Offices Show Way for Rest of World (1)(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Cathy Chan, Alfred Liu

最終更新:5/13(水) 13:51
Bloomberg

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