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【こちら日高支局です・古谷剛彦】千葉のセール中止で上場予定馬は入札方式で実施へ

5/13(水) 7:00配信

スポーツ報知

 先週のコラムで、新型コロナウイルスの影響を受けている競走馬市場に対し、新たな可能性について個人的な思いを述べた。6月5日に開催される予定だった「千葉サラブレッドセール」が中止を決定。セール上場予定馬は、6月8日に「サラブレッドオークション」を活用した、入札方式で実施する運びとなった。また、北海道市場を開催するHBA日高軽種馬農業協同組合は、新型コロナウイルス発生状況に伴い、「セレクションセール」を1か月遅らせた8月24日に変更し、翌25日から28日までの4日間、「サマーセール」を開催することを発表した。

 「千葉サラブレッドセール」上場予定馬は、JBIS内特設サイトでブラックタイプや写真、測尺(体高、胸囲、管囲)、馬体重、レポジトリーを公開するとともに、上部気道内視鏡動画が確認できる。そして、HBAのセールは、国内の感染症発生状況の基準を基に、開催45日前までに従来通りのセリを行うか、オンライン限定のセリにするかを決定する。オンライン限定のセリになった場合、セリステージ上の上場馬をライブ配信し、映像を観ながらインターネットで競り上げる方法となる。購買者の来場はできない。購買登録の方法や、競り上げ方法等の詳細は、後日発表される。

 以前、このコラムでオーストラリアのイングリス社のオンラインセールを取り上げた。上場馬は、コンサイナーが撮影した映像を流し、ワイプで鑑定人が映し出され、モニターを観ながら競り上げていく形だった。この時のイメージを想像するが、日本の公設市場は馬の引き付けが欠かせない。HBAのセールは、上場馬をセール会場に集める点でイングリス社とは異なる。開催45日前となると、「セレクトセール」の直前に当たる。もし「セレクトセール」が開催できれば、HBAのセールも通常通りの開催になる可能性は高まる。しかし、先のことは神のみぞ知る。あらゆる可能性を見出す上で、準備していることは重要であり、もしオンラインセールになれば、海外からの注目度も高まるだろう。いずれにせよ、1日も早い事態の終息を願うばかりだ。(競馬ライター)

報知新聞社

最終更新:5/13(水) 9:51
スポーツ報知

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