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【ヴィクトリアM 名牝列伝〈2〉】09年7馬身差の圧勝「ウオッカは強い牝馬時代の到来を告げた」

5/13(水) 6:00配信

スポーツ報知

◆第15回ヴィクトリアマイル・G1(5月17日・芝1600メートル、東京競馬場)

 牝馬として64年ぶりの日本ダービー制覇など史上最多タイのJRA・G1・7勝の実績を残し、顕彰馬にも選出されたウオッカはヴィクトリアマイルに2回参戦した。いずれもドバイ遠征帰り。4歳の08年は差し届かず、エイジアンウインズに3/4馬身差の2着に敗れていた。

 だが、5歳で迎えた09年は次元の違う勝ちっぷり。ラスト400メートルで楽に先頭に並びかけると、後続を一瞬で突き放して最後は7馬身差をつけた。単勝1・7倍の圧倒的1番人気に応え、武豊は「今回は勝って当然の立場だと感じていたが、終わるまでは不安でした。ウオッカらしい競馬ができました」と胸をなで下ろした。

 宿敵ダイワスカーレットとの2センチ差の激闘を制した08年の天皇賞・秋以来の復活V。角居調教師は「2回のヴィクトリアマイルはどちらも印象に残っています。勝ったときは前年と比べて、落ち着きが全然違っていました。ようやくこの馬らしい姿、レースを見せることができたと当時、思いました」と分析。この勝利で勢いづき09年は安田記念、ジャパンCとG1・3勝を挙げて2年連続の年度代表馬に輝いた。

 引退後はアイルランドで繁殖生活を送っていたが昨年の現地時間4月1日、配合のための滞在先であったイギリスのニューマーケットで蹄葉炎のため死んだ。角居師は「素晴らしい馬でした。後にブエナビスタ、ジェンティルドンナなどが出てきて、ウオッカは強い牝馬時代の到来を告げたと思います」と振り返った。名牝アーモンドアイもこのG1で復活となるか、平成の女傑は天から見守る。(内尾 篤嗣)

報知新聞社

最終更新:5/13(水) 9:50
スポーツ報知

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