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中継終了ギリギリ、弓取り式にハラハラ 初場所から将豊竜が大役…「大相撲報知場所」3日目

5/13(水) 6:00配信

スポーツ報知

 テレビ中継などの時間の関係で、視聴者にはなかなか伝わりにくい大相撲の魅力がある。弓取り式だ。結びの一番の終了後、力士が華麗に弓を振る姿に大歓声が湧き起こる。

 弓取り式は武士が相撲を取っていた時代に、主君が褒美として弓を取らせたことが起源とされる。諸説あるが、現在の形になったのは1700年代前半。かつて、千秋楽のみの儀式は1952年から毎日行われるようになった。

 結びで勝った力士に代わって行う儀式のため、弓取り力士は誤って弓を落としても、土俵に決して手をつけてはいけない。もし、落としてしまった場合は足の甲に乗せてはね上げ、手で受ける。大きな緊張を強いられ、過去に落とした力士もいたが、うまく足を使えずに結局、手で拾ったこともある。

 この大役は、結びで勝つことを想定し、横綱がいる部屋や同じ一門の幕下以下力士が務めることが多い。今年初場所の途中からは、横綱・鶴竜(陸奥)と同じ一門の幕下・将豊竜(時津風)が指名された。巡業で経験を積み、本場所での“デビュー戦”を終えた秋田出身の23歳は当時、「こんな土俵で相撲を取ってみたいと思った」と夢を膨らませていた。

 将豊竜は春場所を勝ち越し、中止になった夏場所新番付は東幕下24枚目。06年夏場所、新十両・皇牙(おうが、高砂)が弓取り関取になった例もある。大相撲中継は終わるギリギリまで目が離せない。(小沼 春彦)

報知新聞社

最終更新:5/13(水) 6:00
スポーツ報知

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