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作家・村上春樹さん、コロナ疲れの人々に贈る癒しの音楽 22日TOKYO―FM特番「村上RADIO」自宅書斎から自ら選曲

5/13(水) 6:00配信

スポーツ報知

 TOKYO―FMは12日、作家・村上春樹さん(71)がディスクジョッキーを務める特別番組「村上RADIO ステイホームスペシャル~明るいあしたを迎えるための音楽」を22日午後10時から同11時55分まで全国38局ネットで放送すると発表した。新型コロナウイルス危機が続くなか、村上さんは「もやもやと溜(た)まっているコロナ関連の憂鬱(ゆううつ)な気分を、音楽の力で少しでも吹き飛ばせるといいのですが…」とメッセージを寄せている。

 政府が緊急事態宣言の期間延長を決めた4日に村上さんから番組スタッフに「こんな厳しい時節だから、もしできれば明日を明るく迎えるための歌を集めた番組ができればと思うんだけど」と提案があり、実現の運びとなった。

 過去、米中枢同時多発テロや東日本大震災などの発生後にメッセージを発してきた村上さんだが、新型コロナウイルスに対してアクションをするのは初めて。2018年8月から計13回放送してきた「村上RADIO」はスタジオでの収録だったが、今回はリモートで村上さんの自宅書斎での収録になる。自らのレコードコレクションから選曲し、実際に愛用しているプレーヤーやスピーカーから音楽を流す形式も初めての試みになる。

 村上さんは「みなさんそれぞれに、いろいろ変則的で不便な生活を送っておられることと思います。厳しい状況に置かれている方もたくさんいらっしゃると思います」と現状を捉えた上で「少しでも元気の出る、少しでも心が和む音楽を僕なりに選んでみました。ようこそ、僕の書斎へ」とコメントしている。

 番組ホームページでは17日までリスナーからのメッセージを募集している。長期化する巣ごもり生活を強いられているハルキストたちにとって特別な夜になりそうだ。

 ■かつてジャズバーを経営…ライブイベントも開催

 コロナ禍にある人々を励ますため、村上さんがどんな選曲をするかも注目される。

 音楽は村上さんを語る上で欠かせない要素。1979年のデビュー当時は東京・千駄ケ谷でジャズバーを経営していた。小説ではジャズやロック、クラシックなどの楽曲についての具体的な記述が必ずあり、作品に彩りを添えている。昨年6月には大西順子、北村英治、渡辺貞夫らジャズ界の重鎮を招いたライブイベント「村上JAM」を開催した。

 今年は村上さんも愛するビートルズの解散から50年の節目。今月9日に87歳で死去したリトル・リチャードさんも作品の中に登場してきたミュージシャンだけに、何らかの言及があっても不思議はなさそうだ。

報知新聞社

最終更新:5/13(水) 6:00
スポーツ報知

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