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ドラッケンミラー氏、株のリスク・リターンは職業人生の中で最悪

5/13(水) 9:48配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 伝説的ヘッジファンド運用者のスタン・ドラッケンミラー氏は、米経済のV字回復見通しを「空想」だと述べ、株式のリスク・リターン計算はこれまでの職業人生で見た中で最悪だと語った。

ドラッケンミラー氏は12日にエコノミック・クラブ・オブ・ニューヨークが主催したオンラインイベントで、当局の景気刺激プログラムでは世界経済が見舞われている問題は解決できないと指摘。「市場では『心配ない。米金融当局の支援がある』というのがコンセンサスのようだ」が、「唯一の問題は、われわれの分析ではそれは真実ではないということだ」と述べた。

同氏はさらに、トレーダーは「非常に潤沢な」流動性が提供され、米経済の問題を解決する上で刺激策の規模は十分大きいと考えているようだが、新型コロナウイルスによる影響は長期にわたって続く公算が大きく、経営破綻が相次ぐとの見通しも示した。「自分の見方が間違っていると願うが、V字回復は空想だと考える」と付け加えた。

ドラッケンミラー氏のこうした見方は、米国が直面する暗い見通しに関してウォール街の重鎮がこれまで発した中で最も強いものの1つだ。同国では新型コロナ感染拡大で経済が停滞、信用市場が立ち往生、史上最長の強気相場が終了したにもかかわらず、米S&P500種株価指数は3月の安値から30%近く回復した。米金融当局による緊急プログラムや政府の経済対策などが背景だ。

しかし、流動性は近く縮小すると同氏は予想。米財務省の借り入れが民間経済を圧迫し、米金融当局による資産購入でさえも圧倒するためとの認識を示した。

原題:Druckenmiller Says Risk-Reward in Stocks Is Worst He’s Seen (2) (抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Katherine Burton, Melissa Karsh

最終更新:5/13(水) 9:48
Bloomberg

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