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日銀がJ-REIT買い入れを減額-ETFへの布石との見方も

5/13(水) 11:40配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 日本銀行が12日、J-REIT(不動産投資信託)の買い入れを15億円に減額した。新型コロナウイルスによる市場混乱の後、2度目の減額となるが、柔軟な買い入れ方針は上場投資信託(ETF)にも波及する可能性が出てきた。

日銀は3月16日にETF買い入れ目標の年間上限を当面約12兆円(従来約6兆円)へ、J-REITを約1800億円(同約900億円)へ引き上げる追加緩和を決定した。それ以降、J-REITの買い入れは1日あたり40億円まで増加したが、4月1日から直近の7日まで計11回の買い入れはそれぞれ20億円に減り、きのうさらに減額された。

ニッセイ基礎研究所の井出真吾チーフ株式ストラテジストは、「REITの買い入れ減額は大型連休明けまで市況が一定程度回復したためだろう」と話した。そのうえで、「日銀はETFとREITを必ずしもセットとしては捉えていないが、マーケットが一定程度連動することから結果として両方の増減額は似がち」と分析。日経平均株価が心理的節目である2万円まで回復してきたため、「ETFについても買い入れ額をいったん減額する可能性はある」と言う。

ただ、同氏は「新型コロナウイルスと経済再開の状況をにらみながらボラティリティー(変動性)の高い状況は続いている。日銀が『当面』とした買い入れ状況はなお数カ月は続くだろう」と述べ、「買い入れの増減は市況動向次第で右往左往する必要はない」ともみていた。

13日の東証REIT指数は続落して始まり、一時3%安まで下がった。

(c)2020 Bloomberg L.P.

Toshiro Hasegawa

最終更新:5/13(水) 11:40
Bloomberg

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