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5G時代に大きく変わるMVNO カギを握る「VMNO」とは?

5/14(木) 11:19配信

ITmedia Mobile

 スマートフォンの通信を低価格で利用できることにより、提供で人気を獲得してきたMVNO。参入障壁が低い一方、キャリアのネットワークに依存する部分が多く自由度が低いことから、サービスの差異化が難しいことが課題とされてきたが、5GではMVNOの形が大きく変わる可能性がある。5G時代のMVNOはどのような姿になろうとしているのだろうか。

フルVMNOのイメージ

MVNOが長年抱える自由度の低さという課題

 キャリアからネットワークを借り、モバイル通信サービスを提供しているMVNO(仮想移動体通信事業者)。自ら基地局を設置する必要がないなど、低コストでサービスを提供できることから多くの企業がMVNOとして参入し、低価格のモバイル通信サービスを提供。「格安スマホ」「格安SIM」などの名称で認知度も急速に高まり、一時はキャリアから大量に顧客を奪うなど、飛ぶ鳥を落とす勢いで成長していたことは記憶に新しい。

 最近ではキャリアが低価格サービスを強化したことで、MVNOの再編が進むなどその勢いはかつてほどではなくなっているが、現在も市場で一定の存在感を持つことは確かだろう。だがMVNOは参入障壁が低い一方、キャリアからネットワークを借りているため、サービス内容の多くの部分をキャリアに依存する形となり、あまり自由なサービスを提供できないことが長年課題とされてきた。

 もちろん、総務省がMVNOの競争力強化に力を注いできたこともあり、年を追うごとにMVNO側のサービスの自由度が高まってきてはいる。実際、MVNO側がキャリアのネットワークに直接接続し、ネットワークの一部をコントロールできる「レイヤー2接続」が2009年に導入されたことで、MVNOが料金や通信速度などを自由に決められるようになった。

 また2018年には加入者管理機能をMVNO側が持ち、自らSIMを発行できる「フルMVNO」も登場。いち早くフルMVNOとなったインターネットイニシアティブ(IIJ)は、それを活用したeSIM向け通信サービス「データプラン ゼロ(eSIM)」を提供して話題となっている。それでも、自らネットワークを持ち自由に制御できるキャリアと比べると、その自由度が低いのは明らかだろう。

 そうしたMVNOの自由度の低さに業を煮やし、自らインフラを持つキャリアへと転身を図ったのが楽天モバイルだ。同社は企業買収などにより約230万契約を持つ最大手のMVNOとなったが、それにもかかわらずキャリアへと転身を図った理由の1つとして、MVNOの制約の多さを挙げている。

 実際、同社の代表取締役会長兼CEOである三木谷浩史氏は、かつて日本のMVNOは技術的な自由度が低く「奴隷のようなもの」と発言。ネットワークを構成する機器を汎用(はんよう)のサーバとソフトウェアで実現する「ネットワーク仮想化」(NFV)技術を全面的に導入したネットワークを構築するなど、自らの技術で独自性を打ち出せるネットワークを求めたことが、キャリアになった要因の1つであることを示していた。

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最終更新:5/14(木) 11:19
ITmedia Mobile

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