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アルミダイカストのKSD、EV部品の量産体制強化。隣接地に用地取得、新工場建設。金型製作会社も移転・集約

5/14(木) 6:03配信

鉄鋼新聞

 中部地区大手アルミダイカストメーカー、ケーエスディー(KSD、本社・愛知県一宮市、社長・伊藤智義氏)は、ハイブリッドカーおよびEV関連部品の量産体制を強化する。工場隣地を取得し、第3工場を建設。生産能力の増強を図る。また、関連会社でアルミダイカスト用金型の設計・製作を手掛けるコクブ精機(社長・國分重人氏)を第3工場の隣地に移転。生産効率化によるリードタイム短縮など相乗効果を狙う。投資金額は両社合わせて約20億円。

 KSDは、自動車関連をメインに中小型アルミダイカスト製品を月産400トンペースで手掛ける。抜き勾配ゼロで高精度品を量産する独自技術「HADプロセス」を武器に生産実績を伸ばしている。
 ステアリング部品など多岐にわたる製品を手掛ける中、このほど新たにオートマチックトランスミッション用部品およびハイブリッド車向け電動部品の大口受注を獲得した。すでに生産が能力上限に達していたため、第3工場の建設を決定。第2工場西隣の敷地約4800平方メートルを取得し、建設工事を進めていた。昨秋の竣工以降、試験操業を経て4月末より本稼働に入った。
 第3工場の建屋面積はのべ3480平方メートル。主要設備は500トンダイカストマシンを3基など。新工場には、会議室や休憩スペースなども設けた。
 また新工場建設に伴い、近隣にあったコクブ精機を第3工場南隣に移転、集約し、金型加工能力を旧工場比1・5倍にまで引き上げた。金型製作とアルミダイカスト製造を一カ所に集約したことにより、グループ情報を一元化。より効率的な生産に結び付ける。
 伊藤社長は「アフターコロナを見据え、新規部品に柔軟に対応できる生産体制を整えるとともに、技術力に一層磨きをかけたい」としている。

最終更新:5/14(木) 6:03
鉄鋼新聞

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