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広島、感染なし9日連続 中国5県、緊急宣言14日解除

5/14(木) 7:00配信

中国新聞デジタル

 新型コロナウイルス特別措置法に基づく緊急事態宣言で、政府は14日、広島など中国地方5県を外す方向で調整している。広島県の感染状況を見ると、新たな感染者の公表は13日まで9日連続でない。PCR検査の1日当たりの件数は、5月に入りピーク時と比べて43・7~85・9%減少。感染者向けの入院ベッドにも余裕がある。県や広島市は人の密接を防ぐなど、引き続き警戒を呼び掛ける。

【グラフ】広島県内の感染者の状況

 □感染者数の推移 減少傾向、警戒は継続

 広島県と、保健所を設置する広島、呉、福山市が確認した感染者の累計は164人。5月は5~13日に公表がなく、1~4日も1~4人だった。合計五つのクラスター(感染者集団)が相次ぎ発生し、1日当たりの最多で26人の感染が公表された4月と比べて、落ち着いた状況と言える。

 県は4月11日に県民への週末の外出自粛要請を始め、13日には平日にも対象を広げた。県健康対策課は「社会的な接触を減らした県民の協力が、感染者数の減少につながった。せっかく根付いた手洗いの徹底や『3密』を防ぐ行動を続ける必要がある」と説く。

 感染者が確認されたのは県内23市町のうち11市町。広島市83人、三次市45人、福山市22人の順に多く、3市で全体の91・5%を占める。広島市は三つのクラスターのうち二つで調査を終え、佐伯区の知的障害者入所施設「見真学園」で検査を続ける。市内全体の状況は「まだ収束まで至っていない」と気を引き締める。

 広島以外の中国地方4県の感染確認者数(13日午後10時現在)は、山口36人、岡山、島根24人、鳥取3人。5月は1日当たりの合計が0~5人で推移する。

 □感染者の状況 退院や療養解除55%

 広島県内で確認された感染者164人のうち、広島市の1人が退院後、再びPCR検査で陽性となった。県の12日現在のまとめによると、この165人のうち55・8%の92人が、入院先を退院したり、軽症や無症状の人向けに県が用意した県内のホテルでの療養を終えたりした。

 感染中は71人で、内訳は入院中が32人▽県内のホテルに滞在中が10人▽クラスターが発生した見真学園での療養中が29人。ほかに、高齢者2人が死亡した。

 新型コロナの感染者を受け入れる入院ベッドは、県内の16医療機関に計257床ある。このうち87・5%の225床が空いているという。県内のホテルは130室中120室(92・3%)が残る。

 □PCR検査数 ピーク時の43~85%に

 県内の5月のPCR検査数は、1日当たり44~175件で推移する。ピークだった4月14日と比べて43・7~85・9%減少。県は、予防に気を付ける人が増えたことや、気候が暖かくなり症状を訴える人が減ったのが要因とみている。

 県と広島市は3月に検査装置を増やしており、1日の検査能力は計約130件。県は今後も機器を増やしたり、大学に依頼したりして、態勢を強化する。

中国新聞社

最終更新:5/14(木) 7:00
中国新聞デジタル

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