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新型コロナの影響 浜岡原発の避難計画にも

5/14(木) 19:40配信

静岡放送(SBS)

静岡放送(SBS)

 浜岡原発は依然、再稼働の見通しがたっていません。そして今、新型コロナウイルスの感染拡大が原発での作業や住民の避難計画にも影を落としています。

「もし今、事故があったら。避難所がコロナウイルスに侵されてはいけない」(原発なくす静岡の会・林克代表委員)
 停止から9年の5月14日は、原発に反対する市民団体が中部電力静岡支店を訪れました。毎年5月14日に浜岡原発の再稼働反対を要請していますが、2020年は、第一に新型コロナウイルスへの対策を訴えました。
「皆さん、コロナウイルスを怖がっている。それは放射能と通じるところがある。浜岡原発事態を絶対再稼働させずに、廃炉にする願いを込めて要請書を渡した」(原発なくす静岡の会・林克代表委員)
「おはようございます。間隔をあけてお待ちください」(中電職員)
 14日朝の浜岡原発、正門前の様子です。敷地内に向かう従業員に、人と人との間隔をあけるよう呼びかけていました。浜岡原発では在宅勤務を積極的に進めています。
 発電所の運転員についても、万が一の感染に備え班の数を細かく分けてバックアップ体制をとっています。また社員の出張をやめ外部からの訪問を原則、禁止しています。中部電力は「引き続き、徹底した感染防止対策をしていきたい」と話します。
 浜岡原発から31km圏内の周辺自治体のひとつ、島田市です。染谷市長は、新型コロナが終息していない状況での市民の避難に不安を抱いています。
「ここにもし原子力発電所の事故が起こったらまさに複合災害です。今3密を避けるといっていますが、避難する過程において、バスの調達から含めて過密は避けられません。まして島田市は複合災害の場合の避難地域は東京都なんです」(染谷絹代 島田市長)
 染谷市長はすでに完成している避難計画の見直しも含め、検討が必要だと主張します。
「原子力災害が起こったときに、自然災害だけではなく感染症とかテロとか、あらゆる災害に備えたリスクを検討していただいて、避難計画はここだけという避難場所ではなく、ここがだめならどうするのか。もっと個別、具体的に国や県は計画をお示しいただければありがたい」(染谷絹代 島田市長)
 新型コロナウイルスという新たなリスクが発生した今、発電所でも避難計画を考える自治体でも、新たな対応が迫られています。

静岡放送(SBS)

最終更新:5/14(木) 19:40
静岡放送(SBS)

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