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能登牛の運動不足解消 志賀のセンター、母牛を放牧

5/14(木) 1:31配信

北國新聞社

 志賀町和田で県産ブランド牛「能登牛(うし)」の子牛の増産に取り組む能登牛繁殖センター(志賀町)は13日、初の試みとして、柵で囲んだ牧草地で母牛の放牧を始めた。これまではパドック内で動くスペースを確保していたが、母牛が傾斜のある敷地で、自由に草を食べながら運動不足を解消することによって、出産に向けてより適した環境を整える。

 センターの寺岡一夫代表によると、運動不足の母牛は出産がスムーズにいかず、子牛の健康状態に影響する場合がある。センターでは2018~19年にかけて、牛舎脇とその反対側にパドックを設置した。母牛が牛舎内とパドックを行き来することによって運動量が増え、難産が減った。

 今回、より運動する機会を母牛に与えようと、センター周辺の約5ヘクタールの牧草地を活用した。職員が柵を手作りして6カ所に分け、高低差のある斜面を駆け回れるようにも工夫した。牧草の生育状況を見て、母牛を移動させながら放牧する。

 青空が広がったこの日、母牛42頭のうち、妊娠した約400~500キロの約20頭が牧草地に放たれ、栄養価の高い草を食べたり、歩き回ったり、時には草の上に横たわりながら約6時間過ごした。

 センターでは現在、親子合わせて約100頭の牛を飼育している。新型コロナウイルス感染症が終息すれば、観光牧場として子どもたちを招いた見学会の開催も検討している。寺岡代表は「新型コロナの影響で厳しい状況だが、前を向いて、できることからやりたい」と話した。

北國新聞社

最終更新:5/14(木) 1:31
北國新聞社

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