ここから本文です

コロナにココロ折れない 金沢の作家ら個性的マスク展

5/14(木) 1:31配信

北國新聞社

 白いマスクをキャンバスに、金沢を中心に活躍する工芸作家や画家、イラストレーターが個性的なマスクをデザインした。29日から3日間、金沢寺町5丁目の曹洞宗(そうとうしゅう)長久寺で展示会を開き、新型コロナウイルス感染症の影響で広がる閉塞(へいそく)感をデザインの彩りで和らげる。展覧会の中止が相次ぐ中、作り手と使い手をつなぐ、作品発表の機会とする。

 「コロナウイルスにココロ折れないマスク展」(北國新聞社など後援)と題し「モノトーンなマスクから彩るマスクへ、笑う事も免疫力」を副題にした。白や黒のマスクに一ひねりを加え、楽しさや明るさを伝えるデザインを募り、19作家から86作品が集まった。今後30作家、150作品までデザインを増やしていく。

 蒔絵(まきえ)や友禅の柄、片町の写真を印字したマスクのほか、縁起物のムカデや疫病を払う妖怪アマビエをデザインした作品も。口にあたる部分にジッパーをあしらったマスクや、器の写真が大きく開けた口のように見えるマスクなど、笑いを誘うアイデア作品もある。

 マスクは県内企業でつくる異業種交流団体「北陸ファクトリーコネクション」が、ジャージー生地にデザインをプリントして仕上げた。作品は展示会後に開設予定のウェブサイトで、作家の作品や制作動画と共に紹介する。感染収束後は、首都圏での対面販売も計画する。

 感染症の影響で、多くの作家が作品発表の機会を失っている。マスク展を企画した金沢出身の沈金(ちんきん)師、芝山佳範さんは「ファッションとして楽しめるマスクを入り口に、作家やデザインを知る機会にしてほしい。困窮する作家の支援になるとうれしい」と話した。

 マスク展は31日までの午後1~6時に、感染防止に配慮して開催する。

北國新聞社

最終更新:5/14(木) 1:31
北國新聞社

こんな記事も読まれています

あなたにおすすめの記事