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米国株続落、パウエル議長発言と米中関係の緊張が重し

5/14(木) 5:59配信

Bloomberg

(ブルームバーグ): 13日の米株式相場は続落。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が新型コロナウイルスによる米経済への長期的な打撃を警告したほか、米中関係の緊張が売り材料となった。米国債とドルは続伸。

S&P500種株価指数は3週間ぶり安値に下落。政府の追加対応がなければ経済的打撃が長期化する恐れがあるとパウエル議長が述べた後、ここ1カ月での下値支持水準だった2800を割り込む場面があった。米連邦退職貯蓄投資理事会が国際ファンドのベンチマークを中国株を含む指数に切り替えるのを先送りし、米中摩擦への警戒が高まったことも売りを誘った。航空株は大幅安。航空需要は少なくとも2025年までパンデミック前の予想を下回るとの業界団体予測が材料視された。

ニューヨーク時間午後4時過ぎの暫定値では、S&P500種が前日比1.8%安の2820.00。ダウ工業株30種平均は516.81ドル(2.2%)安の23247.97ドル。ナスダック総合指数は1.6%低下。米国債市場では10年債利回りが2ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.65%。

為替市場ではドル指数が株安を背景に続伸。パウエルFRB議長は新型コロナの経済的リスクについて警鐘を鳴らした一方、金融当局が近くマイナス金利を導入するとの見方は一蹴した。

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポット指数は0.3%上昇。ドルは対円では0.1%安の1ドル=107円02銭。

ニューヨーク原油先物相場は反落。米政府の統計で原油在庫の減少が示されたものの、市場では需要と景気の回復見通し悪化がより材料視された。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は49セント(1.9%)安の1バレル25.29ドルで終了。ロンドンICEの北海ブレント7月限は79セント下げて29.19ドル。

ニューヨーク金先物相場は続伸。ここ1週間で最大の値上がりとなった。パウエルFRB議長の発言を受け、新型コロナ感染拡大が経済に深刻な打撃を与えるとの懸念が強まった。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は0.6%高の1オンス=1716.40ドルで終了。7日以来の大幅な上昇率となった。

原題:Stocks Slump on Powell Remarks, U.S.-China Worries: Markets Wrap(抜粋)

Dollar Advances as Stocks Sell Off After Powell: Inside G-10(抜粋)

Oil Falls With Doubts Over a Demand Recovery Looming Over Market(抜粋)

Gold Advances After Powell’s Warning of Lasting Harm to Economy(抜粋)

(c)2020 Bloomberg L.P.

Rita Nazareth, Vildana Hajric, Katherine Greifeld

最終更新:5/14(木) 5:59
Bloomberg

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