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【巨人】鍬原拓也、開幕ローテへ杉内コーチ直伝スライダーでつかむ

5/14(木) 6:00配信

スポーツ報知

 巨人の鍬原拓也投手(24)が13日、ジャイアンツ球場での個別調整に参加した。ブルペンに入り、座った捕手を相手に55球を投げ込んだ。杉内2軍投手コーチ直伝のスライダー習得に手応えを口にし、さらに精度を高めていく。開幕ローテは現状、菅野とサンチェス、戸郷、田口がほぼ当確で、鍬原が続く。けが明けのメルセデス、高橋、畠や、桜井、宮国も含め、開幕までの実戦でローテ生き残りをかける。

 ファームで汗を流した日々を思い出しながら、鍬原はしっかりと感触を確かめた。G球場での個別調整でブルペンに入り、座った捕手を相手に55球を投げ込んだ。

 「ずっと杉内コーチからスライダーを教わっていたので、久々に教わっていい感覚で投げることができました。しっかりと習得できるようにしたいです」

 この日、1軍はG球場で練習したがコーチ陣をシャッフル。杉内2軍投手コーチも1軍練習に参加した。“師匠”が後ろから見守る中で、軌道やイメージを体に刻み込んだ。鍬原といえば「クワボール」と称されるシンカーが武器。キレのある“杉内スラ”が加われば投球の幅も広がり、長い回を投げることにもつながるはずだ。開幕ローテを確実に勝ち取るためにも、新たな武器の精度アップを図っていく覚悟を示した。

 現状、菅野、サンチェス、戸郷、田口の4人は開幕ローテ入りがほぼ確定。ここに鍬原が続く形だ。開幕が延期になったことでけが明けの高橋やメルセデス、畠にもチャンスが残されており、チーム内競争はし烈を極める。2軍では昨季8勝を挙げた桜井や先発に再転向した宮国、今村らも虎視たんたんとその座を狙っている。この日1軍練習に参加した藤岡はリリーフだけでなく先発もできるため、競争に飛び込んでくることも予想される。

 アピールの場は少ない。最短6月19日に開幕する場合、対外試合は12試合程度で1人当たりの登板機会は限られてくる。実戦感覚から遠ざかった中で結果、内容ともに一定以上の成果を上げることは決して簡単なことではないだろう。各自が強い思いを腕に乗せ、一戦一戦しのぎを削る。サバイバル最終章の火ぶたが切られる。(河原崎 功治)

 ◆杉内スライダー 打者の手元でグイッと曲がって鋭く落ちる伝家の宝刀。現役時代、史上最速の1930回2/3で通算2000奪三振を達成した投球を支えた。後輩からコツを質問されることが多く、今村には「直球を100%で投げるならスライダーは120%の力で腕を振ることが大事」、大江には「なるべく打者寄りでリリースして直球より腕を振る」と伝授した。

報知新聞社

最終更新:5/14(木) 6:00
スポーツ報知

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