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【ヴィクトリアM】アーモンドアイ、最多タイ7冠へ不安一掃 2週連続3頭併せ余力十分に残し好タイム

5/14(木) 6:00配信

スポーツ報知

 第15回ヴィクトリアマイル(17日・東京)で、最多タイの芝のG17勝目を狙うアーモンドアイが13日、茨城県の美浦トレーニングセンターで追い切りを行った。ウッドチップコースでの3頭併せで余力十分に併入し、昨年の有馬記念の大敗(9着)、ドバイ国際競走中止の不安を一掃。府中の絶好馬場を味方につければ、1分30秒3の芝1600メートルのJRAレコード更新さえ狙える出来に仕上がった。

 不安を一掃する動きだった。アーモンドアイは2週連続で三浦(レースはルメール)がまたがって、美浦トレーニングセンターのWコースで3頭併せを行った。1000メートルから外のハヤヤッコ(4歳オープン)を9馬身、中のクロスキー(3歳未勝利)を6馬身追走。鞍上が手綱を押さえたまま直線へ。三浦がGOサインを出すと、俊敏に反応。一気に並びかけ、3頭の馬体がぴったり合ってのフィニッシュ。64秒1―12秒4を余裕十分に叩き出し、最強牝馬が風格を感じさせた。

 追い切りの動きを確認した国枝調教師は、「先週にやったので、いい感じでフィニッシュしてくれという指示。気になるところもなく、順調です」と、状態の良さを伝えた。ドバイ・ターフの連覇を狙って現地入り後に、新型コロナウイルスの影響でドバイ国際競走が中止に。2020年のプランは大きく崩れた。調整過程に狂いが生じ、初めて9着と馬券圏内を外した有馬記念以来の今年初戦は5月までずれ込んだ。「細かい点も含めて遠征疲れはない。いつものアーモンドアイだなと」と、トレーナーは動じない強い精神力に目を細める。騎乗した三浦も、「先週より素軽さが出て力強さも感じられた」と絶賛する。

 昨年の安田記念3着以来、約1年ぶりの東京のマイル戦。当時は発馬直後に他馬に激しく寄られ、直線でも前が2度も壁になる致命的な不利を受けながら、走破時計は1分30秒9。コースレコードは昨年のヴィクトリアマイルを勝ったノームコアの1分30秒5。1年前同様に今週からBコース(内柵を最内から3メートル外に移動)に替わり、芝の傷んだ部分がカバーされ、東京の馬場の高速化がさらに進む可能性がある。あらゆる要素がかみ合えば、JRAレコードの1分30秒3も視界に入ってくる。

 「高速決着は問題ない。魅力のある馬ですので、魅力のあるパフォーマンスをして、先につながってくれれば」と国枝師。勝てば、史上最多タイの芝のG1・7勝目となるスーパーホースがスーパーレコードを樹立する―。記録にも記憶にも残るレースで、アーモンドアイが歴史をつくる。(石行 佑介)

 ■レコード後押し!芝状態極めて良好

 先週行われたNHKマイルCの勝ち時計は1分32秒5で昨年は1分32秒4。直線が強烈な向かい風だったことを考えれば、ほぼ同タイムか、昨年よりも速かった可能性もある。今の東京の芝状態は極めて良好で、開幕週から好時計が頻発しており、昨年同様にBコースで行われるヴィクトリアマイルではペース次第でレコード更新の期待がかかる。また、週末は土曜日に若干の雨が降る予報だが、日曜日までは残らず、良馬場でのレースが期待できそうだ。

報知新聞社

最終更新:5/14(木) 6:00
スポーツ報知

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