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水橋「最後に名を刻みたい」/富山

5/19(火) 19:56配信

チューリップテレビ

日本高校野球連盟が夏の甲子園の開催の可否について協議します。その判断が注目を集めますが、高校再編で単独での出場が最後となる水橋高校の選手が今の心境を語ってくれました。

 水橋高校野球部。

 富山北部高校との統合により今年が単独チームとして挑む最後の夏です。

 しかし部活動は休止状態18日もグラウンドに選手たちの姿はありませんでした。

 今の心境について奥野里玖斗(おくの・りくと)主将が思いを語ってくれました。

 「去年、おととしだとこの時期練習試合をしたり練習をして夏の大会へ向けて備えている時期なのでその時期がないのはやっぱりちょっとつらい。いつもなら朝からグランドに来て、野球をやって帰るみたいな生活だったのでそれが無いとなると、なんか…」(奥野里玖斗主将)

 去年の夏の県大会。

 2年生ながら正捕手としてマスクをかぶった奥野選手を中心に投手層の厚さを武器に快進撃を続け1983年の創部以来はじめてとなるベスト4に進出。

 今年は残った部員13人が一丸になって水橋高校として挑む最後の夏にかけてきました。

 「やっぱりベスト4を超えてアルペン(球場)でもう1回良い試合をしたいという思いがあるので…、勝つためにやってはきています」(奥野里玖斗主将)

 冬場の厳しいトレーニングを乗り越えチームを作ってきましたが、新型コロナウイルスの影響で状況が一変。

 休校にともない3月1日から24日まで部活動が休止。

 春休みに一旦、再開したものの県内での感染拡大で再び休止となり春の県大会も開催されませんでした。

 緊急事態宣言が解除され学校が再開した今も部活動再開の目処はたっていません。

 「野球の感覚は無くさないようにほぼ毎日野球をやっている。自主練しかできないので…。出来る場所を探すのも大変」(奥野里玖斗主将)

 今できることをやるしかないと自らを奮い立たせてきましたが、春のセンバツに続き夏の選手権をめぐってもさまざまな報道が流れ県大会が開かれるのかどうか、気が気ではありません。

 「やっぱり無観客でもやってほしいという思いはある。県大会だけだとしても水橋という名前で出れるのは最後なので…。水橋の名前を最後にもう1回刻みたい」(奥野里玖斗主将)

 一方、水橋高校で野球を指導し12年目を迎える野球部部長の森元重光(もりもと・しげみつ)さんは…。

 「高校野球は3年間だけなので、だからこそ1戦1戦、一球一球大事だと思うので、青春と言ったらカッコいい言葉になるんでしょうけど、人生の大事なひとつの経験になるんじゃないかなと…」(部長)

 森元さんは、3年生の成長を側で見守ってきたからこその思いがあります。

 「やるせないというか、くやしいというか情けないというかそういう状況なので、なんとか、どんな形であれ試合をさせて思う存分、高校野球を堪能というか、最後の試合は格別なものがあると思うのでやらせてやりたいという思いはある」(部長)

 20日午後0時から日本高野連が運営委員会を開催し夏の甲子園の開催可否などの詳細について決定する見通しです。

チューリップテレビ

最終更新:5/19(火) 19:56
チューリップテレビ

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